電子メール(ドメインで制限する)

 電子メールは、@の後ろの部分がドメイン名を表しています。このドメイン名を指定することで、メールアドレスにそのドメイン名が含まれたメールをブロックすることができます。

 例えば、「abc.co.jp」というドメインを指定して制限した場合、世界中のどのサーバから送られて来たメールでも、メールアドレスに「abc.co.jp」という文字列が含まれていれば、そのメールをブロックすることができます。

 ドメインで制限するのには、デメリットがあります。ドメイン全てのユーザーのメールがブロックしてしまうからです。

 その場合、迷惑なユーザーがそのドメインに、たまたまいたという不運で、自分が所属するドメインがブラックリストデータベースに登録されてしまってメールが送信できないという不幸な事態も起きています。

ドメインで制限する方法は、常に制限するドメイン名を動的に管理する必要があるため、運用管理の負担が大きくなります。

電子メール(ブラックリストとの連動)

 最近では、ブラックリストとメールサーバを連動して動作させているメールサーバもあります。ブラックリストは、リアルタイムに更新されることからRBL(Realtime Blackhole List)とも呼ばれています。

ブラックリストとは、拒否するリストのことです。ホワイトリストとは、許可するリストのとこを指します。