DHCPのメッセージフォーマットの中身

 ここでは、DHCPDISCOVER、DHCPOFFER、DHCPREQUEST、DHCPACKの各フレームの中身について説明します。

 DHCPクライアントとサーバが同じネットワークにある場合、DHCPクライアントとDHCPサーバ間のやり取りは、下図のように行われます。

各メッセージの中身は、下図のようになっています。

DHCP DISCOVER フレーム

DHCP OFFER フレーム

DHCP REQUEST フレーム

DHCP ACK フレーム

DHCPリレーにおけるパケットフロー

 ここでは、DHCPリレーが行われる際の、DHCPクライアントとDHCPサーバ間のやり取りにおけるパケットのフローを説明します。

DHCPリレーにおけるDHCPクライアントとサーバ間のやり取りは、下図のように行われます。

DHCPのメッセージの主要項目
  • クライアントがDHCPDISCOVERを送信します。
  • DHCPリレーエージェントとは、DHCPDISCOVERをDHCPサーバに転送します。この時、ゲートウェイIPアドレスに着信インターフェイス(e0)のIPアドレス、送信元IPアドレスに着信インターフェイス(e0)のIPアドレスに変換します。
  • DHCPサーバがDHCPOFFERを送信します。
  • DHCPリレーエージェントは、DHCPOFFERを受信し、ブロードキャストに変換してローカルLANに転送します。
  • DHCPREQUESTがクライアントから送信されます。
  • DHCPリレーエージェントとは、DHCPREQUESTを転送します。この時、ゲートウェイIPアドレスに着信インターフェイス(e0)のIPアドレス、送信元IPアドレスに着信インターフェイス(e0)のIPアドレスに変換します。
  • DHCPサーバがDHCPACKを送信します。
  • DHCPリレーエージェントは、DHCPACKを受信し、ブロードキャストに変換してローカルLANに転送します。DHCPクライアントは、ACKを受け入れて、IPアドレスを使用します。