UDPブロードキャストの影響

 DHCPリレーエージェント機能を利用すれば、DHCPのUDPブロードキャスト要求を中継することができます。

 DHCP要求(ブロードキャスト)を受け取ったルータは、別のネットワークにあるDHCPサーバにDHCP要求をユニキャストで中継します。

 しかし、UDPブロードキャストをあるサブネットから別のサブネットに転送すると大量のトラフィックが注入される恐れがあるので注意が必要です。

クライアントからのDHCPのブロードキャスト要求を転送するには、ルータにDHCPリレーエージェント機能の設定を行います。

 機器によって転送されるブロードキャストは、異なるのですが、Ciscoルータでは、「ip helper-address interface 」コマンドを使用することで、下記のUDPブロードキャストを転送します。

サービスUDPポート番号
TFTP69
DNS53
Time (タイムサービス)37
NetBIOS ネーム サーバ137