X Window System(X Protocol)

 X Window System(別称:「X11」、「X」など)とは、UNIXのデスクトップ環境(GUI)をリモートで扱うためにディスプレイ上でウィンドウシステムを提供する表示プロトコルでです。

 どんな使い方をするのかと言うと、例えば、使用しているコンピュータからネットワーク上の他のUNIXコンピュータにリモートログインし、そのコンピュータを使って作業を行わせます。

 X Window Systemの世界では、個々のアプリケーションとディスプレイが同じ端末にある必要はありません。各クライアントとサーバの間は、X ProtocolというTCP/IPベースのプロトコルで通信しています。

 ユーザの視点から見ると、自分が操作する端末の側がサーバ側となり、リモートのコンピュータがクライアントになっており、通常のクライアント/サーバシステムとは逆の配置になります。

 X Window Systemは、ハードウェアやベンダに依存しないため、UNIX、Linux OSに限らず、Windows OSでも利用することができます。

 X Window Systemは、特にUNIXマシンが非常に高価だった時代に、GUIだけを安価に表示して処理できることから、よく利用されていました。