基数変換

 コンピュータを学ぶ上で、2進数を理解することは、とても重要です。それは、コンピュータは、ONとOFFでデータを記憶しているからです。

 記憶装置によって、ONとOFFを表現する方法は違います。例えば、5Vと0Vのように電圧で、あるいは、磁気の方向など、2つの異なる状態を作り出して、ONとOFFを表現しています。

 ON ・・・ 1
 OFF ・・・ 0

 「ONを1」、「OFFを0」で表現するということは、2個の文字で数を表現することになります。つまり、コンピュータにとっては、10進数よりも2進数の方が扱いやすいため、コンピュータの内部では2進数を使っています。

 ただし、人間にとって、2進数は扱いにくい表現になります。例えば、10進数の9を2進数で表すと1001になります。10進数で1桁で表現できたものが、2進数では4桁も必要になってしまいます。

 このように2進数では、大きな数を表現すると桁数が非常に多くなってしまいます。また、この1と0の並びを覚えるのは大変です。そこで、8進数や16進数を使用して数値を表現する場合もあります。

●基数変換表

10進数2進数8進数16進数
10
11
100
101
110