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演習ファイルのダウンロード

 ファイルは Packet tracer Version 8.2.1 で作成しています。古いバージョンの Packet Tracer では、ファイルを開くことができませんので、最新の Packet Tracer を準備してください。
 ネットワークの構成を Packet Tracer で一から設定していくのは大変かと思います。「ダウンロード」から演習で使用するファイルのダウンロードができます。ファイルは、ウイルスバスターでウイルスチェックをしておりますが、ダウンロードは自己責任でお願いいたします。

ブロードキャストストームの問題 その2

ここでは、ブロードキャストストームを再現します。

ネットワークは、下図の構成となります。

 スイッチは Catalyst 2960を使用していますで、デフォルトでSTPが動作しています。上図では、オレンジ色のインターフェイスがブロッキングポートになっています。

PC-Aから、ブロードキャストを送信してみます。

ブロードキャストの通信を観察するために、「Realtime」モードから「Simulation」に切り替えます。

・シミュレーションボタンをクリックします。

・「Show All/None」をクリックして、監視するプロトコルのチェックを、すべて外します。

・「Edit Filters」ボタンをクリックして「ICMP」にチェックを入れます。

PC-Aからpingを行います。

C:\>ping 192.168.1.255

・「Play Controls」の「▶|」ボタンをクリックします。

時間が1ステップ進みます。

「▶|」ボタンを数回クリックしてみましょう。

STPが動作しているため、ブロードキャストストームは発生しません。

「Simulation」モードから「Realtime」に切り替えます。

・「Realtime」ボタンをクリックします。

ブロードキャストストームの検証

それでは、ブロードキャストストームを検証していきます。

各スイッチでは、STPが有効になっているため、STPの設定を無効にします。

すべてのスイッチで以下のコマンドを実行します。
Switch(config)#no spannig-tree vlan 1

各スイッチの設定

各スイッチの設定は、以下のとおりです。

●S1スイッチ

Switch>enable
Switch#conf t
Switch(config)#hostname S1
S1(config)#no spanning-tree vlan 1
S1(config)#end
S1#copy run start

●S2スイッチ

Switch>enable
Switch#conf t
Switch(config)#hostname S2
S2(config)#no spanning-tree vlan 1
S2(config)#end
S2#copy run start

●S3スイッチ

Switch>enable
Switch#conf t
Switch(config)#hostname S3
S3(config)#no spanning-tree vlan 1
S3(config)#end
S3#copy run start

●S4スイッチ

Switch>enable
Switch#conf t
Switch(config)#hostname S4
S4(config)#no spanning-tree vlan 1
S4(config)#end
S4#copy run start

コピペ用コンフィグ

●S1スイッチ
enable
conf t
hostname S1
no spanning-tree vlan 1
end
copy run start

●S2スイッチ
enable
conf t
hostname S2
no spanning-tree vlan 1
end
copy run start

●S3スイッチ
enable
conf t
hostname S3
no spanning-tree vlan 1
end
copy run start

●S4スイッチ
enable
conf t
hostname S4
no spanning-tree vlan 1
end
copy run start

・シミュレーションボタンをクリックします。

PC-Aからpingを行います。

C:\>ping 192.168.1.255

・「Play Controls」の「▶|」ボタンをクリックします。

時間が1ステップ進みます。数回クリックしてブロードキャストメッセージの様子を観察します。

ブロードキャストストームが発生します。

さすがに、このネットワークではパケットトレーサー自身がハングアップしてしまいます。

・「Realtime」ボタンをクリックします。

ネットワークの構成を下図のように変更します。

・「Power Cycle Devices」ボタンをクリックします。

ロジカル・ワークスペース上に配置してある、すべてのデバイスが再起動します。

PC-Aからpingを行います。

C:\>ping 192.168.1.255

・「Play Controls」の「▶|」ボタンをクリックします。

時間が1ステップ進みます。数回クリックしてブロードキャストメッセージの様子を観察します。

今度は、ブロードキャストストームの様子が観察できます。

ブロードキャストストームは、パケットトレーサーをクラッシュさせるほどの威力があるのですね。

実際のネットワークでは、ブロードキャストストームを発生させないようにネットワークを構築することが重要です。

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