このページで解説している内容は、以下の YouTube 動画の解説で見ることができます。
WLCでのWPA2-Enterprise④(L3SWの設定)
ここでは、L3SWを設定していきます。
ネットワークの構成は下図のとおりです。

L3SWの設定
L3SWを設定し、各LWAPがIPアドレスを自動取得できるかを確認していきます。
ホスト名・VTY・パスワードの設定
Switch>enable
Switch#conf t
Switch(config)#
Switch(config)#hostname L3SW
L3SW(config)#enable secret class
L3SW(config)#line vty 0 15
L3SW(config-line)#password cisco
L3SW(config-line)#login
L3SW(config-line)#exit
VLANの作成
L3SW(config)#vlan 5
L3SW(config-vlan)#name wired-lan
L3SW(config-vlan)#vlan 200
L3SW(config-vlan)#name wireless-lan
L3SW(config-vlan)#exit
VLAN200 仮想インターフェイスへIPアドレスの割り当て
L3SW(config)#int vlan 200
L3SW(config-if)#ip address 192.168.200.100 255.255.255.0
L3SW(config-if)#no shutdown
トランクポートの設定
DTP送信を停止させるため「switchport nonegotiate」コマンドを適用しておきます。
L3SW(config-if)#interface GigabitEthernet1/0/1
L3SW(config-if)#switchport trunk allowed vlan 5,200
L3SW(config-if)#switchport mode trunk
L3SW(config-if)#switchport nonegotiate
VLAN5(有線LAN)のポートへの割り当て
DTP送信を停止させるため「switchport nonegotiate」コマンドを適用しておきます。
L3SW(config-if)#interface GigabitEthernet1/0/5
L3SW(config-if)#switchport access vlan 5
L3SW(config-if)#switchport mode access
L3SW(config-if)#switchport nonegotiate
VLAN200(無線LAN)のポートへの割り当て
DTP送信を停止させるため「switchport nonegotiate」コマンドを適用しておきます。
L3SW(config-if)#interface range GigabitEthernet1/0/21-24
L3SW(config-if)#switchport access vlan 200
L3SW(config-if)#switchport mode access
L3SW(config-if)#switchport nonegotiate
L3SW(config-if)#end
L3SW#copy run start
L3SWの設定は以上です。
動作確認
ここで、LWAP1とLWAP2がR1ルータからIPアドレスを取得できるかを検証していきます。
ですが、R1ルータからIPアドレスを取得できていない可能性が高いです。
それは、R1ルータとWLCがDHCPサーバとして動作しているためです。WLCとL3SWを接続しているケーブルを切断しておきます。
各LWAPのIPアドレスを再取得させます。
LWAP1のIPアドレス
LWAP1の「Config」タブの「Settings」の「Gateway/DNS IPv4」で「Static」に切り替えます。

「DHCP」に切り替えます。

IPアドレスがR1ルータから「Default Gateway」「DNS Server」のIP情報が取得できていることが確認できます。
LWAP1にマウスカーソルを合わせます。

IPアドレスがR1ルータから自動取得されていることが確認できます。
LWAP2のIPアドレス
同様にLWAP2もIPアドレスを再取得させておきます。

ここで、切断しておいたWLCとL3SWを繋いでおいたケーブルを元通りに繋げて復元しておきます。忘れないように注意してください。
L3SWのG1/0/23とWLCのG1をUTPストレートケーブルで繋ぎます。
次は「WLCでのWPA2-Enterprise⑤(SW1スイッチの設定)」でS1スイッチの設定を行っていきます。
