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演習ファイルのダウンロード

 ファイルは Packet tracer Version 8.2.0 で作成しています。古いバージョンの Packet Tracer では、ファイルを開くことができませんので、最新の Packet Tracer を準備してください。
 ネットワークの構成を Packet Tracer で一から設定していくのは大変かと思います。「ダウンロード」から演習で使用するファイルがダウンロードできます。ファイルは、McAfee インターネットセキュリティでウイルスチェックをしておりますが、ダウンロードは自己責任でお願いいたします。

5GHzのa/n/acのチャネルの選択

ここでは、下図の5GHzによるWLANを構築します。

 IEEE802.11b/g/n 規格が使用する2.4GHzの周波数帯は、Bluetoothも使用しているISMバンド(Industrial Scientific and Medical Band)です。医療、産業、科学分野で汎用的に使用されている周波数帯であり、非常に混雑しており、無線干渉が発生しやすい周波数帯です。

 そこで、注目したいのは、無線干渉が少ない5GHzの周波数帯です。2.4GHzの周波数帯よりも混雑していませんが、2.4GHzのWLANと同様に、お互いに隣接している複数のAP(アクセスポイント)を設置する場合には、電波干渉しないチャネルを選択する必要があります。

5GHzのa/n/acにおいて、非干渉となるチャネルは下図のように、ch36、ch48、ch60となります。

PC1の設定

PC1の準備を行います。PC2とPC3は既に設定済みです。

無線モジュールの取り付け

PC1をクリックします。

①電源をOFFにします。

②イーサーネットモジュールを取り外します。

5GHzに対応した「PT-HOST-NM-1W-AC」を取り付けます。

①「PT-HOST-NM-1W-AC」を拡張スロットにドロップします。

②電源をONにします。

無線接続の設定

「Config」タブから「Wireless0」の設定を行います。

①SSIDに「SSID-ch36」と入力します。

②「WPA2-PSK」をクリックします。

③「PSK Pass Phrase」に「SSID-ch36」と入力します。

アクセスポイントの設定

WR1から設定していきます。

AP1の設定

チャネルの設定

AP1をクリックします。「Config」タブから「Port1」の設定を行います。

①SSIDに「SSID-ch36」と入力します。

②「5GHz Channel」に「36」を選択します。

③「WPA2-PSK」をクリックします。

④「PSK Pass Phrase」に「SSID-ch36」と入力します。

WR1とPC1がワイヤレス接続されます。

AP2の設定

同様にAP2を次の内容で設定します。

①SSIDに「SSID-ch48」と入力します。

②「5GHz Channel」に「48」を選択します。

③「WPA2-PSK」をクリックします。

④「PSK Pass Phrase」に「SSID-ch48」と入力します。

AP3の設定

同様にAP2を次の内容で設定します。

①SSIDに「SSID-ch60」と入力します。

②「5GHz Channel」に「60」を選択します。

③「WPA2-PSK」をクリックします。

④「PSK Pass Phrase」に「SSID-ch60」と入力します。

疎通確認

 「Power Cycle Devices」ボタンをクリックして、ロジカル・ワークスペース上に配置してある、すべてのデバイスを再起動させます。

PC2のIPv4アドレスを調べます。「Desktop」タブの「IP Configuration」で確認します。

※状況により「192.168.1.101」と異なる場合があります。

PC1の「Command Prompt」から、pingコマンドを実行します。

C:>ping 192.168.1.101

pingは、成功します。

まとめ

 複数のAP(アクセスポイント)を設置する場合、重複するチャネルを使用しないように注意する必要があります。2.4GHzのWLANと同様に互いに隣接している複数の5GHzのAPを設定する場合は、干渉しないチャネルを選択する必要があります。