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【L3SW】SVI VLANインターフェイスでVLAN間ルーティング②

ここでは、L3SWにVLAN10とVLAN20用のSVIを作成してVLAN間ルーティングの設定を行っていきます。

ネットワークの構成は下図のとおりです。

L3SWでVLAN間ルーティングを設定するには以下の手順を実行します。

1.VLANを作成する。

2.SVI VLANインターフェイスを作成する。

3.アクセスポートを設定する。

4.IPルーティングを有効にする。

L3SWの設定

それでは、順に設定していきます。

基本設定

まず、基本的な設定を行います。

Switch>en
Switch#conf t
Switch(config)#hostname L3SW

1.VLANを作成する。

VLAN10とVLAN20を作成します。

L3SW(config)#vlan 10
L3SW(config-vlan)#name vlan10
L3SW(config-vlan)#vlan 20
L3SW(config-vlan)#name vlan20

2.SVI VLANインターフェイスを作成する。

VLAN10とVLAN20用のSVIを設定します。このインターフェイスは、各VLANのでデフォルトゲートウェイになります。

L3SW(config-vlan)#int vlan 10
L3SW(config-if)#ip address 192.168.10.1 255.255.255.0
L3SW(config-if)#no shutdown
L3SW(config-if)#int vlan 20
L3SW(config-if)#ip address 192.168.20.1 255.255.255.0
L3SW(config-if)#no shutdown

3.アクセスポートを設定する。

インターフェイスをアクセスポートにして、VLANを割り当てます。

L3SW(config-if)#int g1/0/1
L3SW(config-if)#switchport mode access
L3SW(config-if)#switchport access vlan 10
L3SW(config-if)#int g1/0/2
L3SW(config-if)#switchport mode access
L3SW(config-if)#switchport access vlan 20
L3SW(config-if)#exit

4.IPルーティングを有効にする。

 IPルーティングを有効にするには、グローバルコンフィギュレーションモードで「ip routing」コマンドを実行します。IPルーティングを有効にすることでVLAN間ルーティングを行えるようになります。

L3SW(config)#ip routing
L3SW(config)#end
L3SW#copy run start

 L3SWの設定は完了です。次の「【L3SW】SVI VLANインターフェイスでVLAN間ルーティング③」で設定したVLAN間ルーティングの動作検証を行っていきます。。

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