DHCPv6(SLAACの概要)

 ネットワークの構成によっては、すべてのホストが、DHCPv6サーバからIPv6設定情報を取得できるわけではありません。

 SLAACは、DHCPv6サーバを用いなくとも、ホスト自身がRAメッセージ内の情報を使用しGUAを作成することを可能にしています。

 SLAACは、ICMPv6 RA メッセージを使用して、IPv6情報(ネットワークプレフィックス、プレフィックス長、デフォルトゲートウェイ)をルータから取得するようにと、ホストにRAメッセージで通知します。

 ホストは、RAメッセージで送信される情報に基づいて IPv6アドレスを設定します。RA メッセージは、ルータによって 200秒ごとに送信されるようになっています。

 ホストは、定期的に送信されるRAメッセージを次のタイミングまで待機することなく、ルータに対して、 RAメッセージを送信するよう要求する RSメッセージ(ルータ要請)を送信することもできます。