BGP(トランジットトラフィック)

インターネットのトラフィックは、以下の2つに分類されます。

名称意味
ローカル トラフィック 自分のAS内で送信されたトラフィックが同じAS内に搬送されるトラフィック。これを道路に置き換えて考えると市内の局所的な交通と似ています。
トランジット トラフィック 外部のASで生成されたトラフィックが、自分の内部ASネットワークを通過して、外部のAS宛先に配信されるトラフィック。これを道路に置き換えて考えると高速道路の交通と似ています。よその県からやってきた車が、自分の県を通過して他の県に行くのを想像すると理解しやすいと思います。

AS(自律システム)間のトラフィックのフローには、十分に注意を払って制御する必要があります。

それは、以下のような問題が発生してしまう恐れがあるからです。

●特定のASにトランジットトラフィックが集中してしまう。

 ルータの性能が悪い場合、大量のトラフィックを処理することができず過負荷状態になり本来処理すべき処理がおざらなりになる恐れがあるからです。まら、過負荷が理由で、ルータが故障してしまう可能性もあります。