VTPプルーニング(vtp pruning)
注意:Packet Tracer ではVTPプルーニングに対応していません。(※Version8.1.1において)
下のネットワーク構成図を見て下さい。Switch_Aには、VLAN10、VLAN20、VLAN30が接続されています。Switch_Cには、VLAN10、VLAN30が接続されています。
Switch_CにVLAN20が接続されていません。つまり、Switch_Cには、VLAN20宛てのトラフィックは必要ではありません。VLAN20宛てのトラフィックが、トランクリンクの帯域幅を圧迫してしまいかねません。
●VTPプルーニング機能を使わない場合

VTPプルーニング機能を使えば、トランクに不要なVLAN情報をフィルタすることができます。ただし、管理VLANであるVLAN1の情報はフィルタリングできません。
この不要なVLANトラフィックの伝送を機能は、「allowed VLAN」を使用しても実現できます。
●VTPプルーニング機能を使う場合

VTPプルーニングの設定
VTPプルーニングを有効にするには、「vtp pruning」コマンドを使用します。VTPプルーニング機能はデフォルトで無効になっています。
Switch(config)#vtp pruning
「vtp pruning」コマンドを実行後、「show vtp status」コマンドを実行すると以下のように出力されます。
●「show vtp status」の出力
Switch#show vtp status
VTP Version : 2
Configuration Revision : 2
Maximum VLANs supported locally : 68
Number of existing VLANs : 8
VTP Operating Mode : Server
VTP Domain Name : CCNA
VTP Pruning Mode : Enabled
VTP V2 Mode : Disabled
VTP Traps Generation : Disabled
MD5 digest : 0x9B 0x11 0x01 0xA8 0xA6 0x88 0xF7 0xF5
Configuration last modified by 0.0.0.0 at 3-1-93 00:01:32
VTPプルーニングを無効にする
VTPプルーニングを無効にするには、「vtp pruning disable」コマンドを使用します。
Switch(config)#vtp pruning disable