このページで解説している内容は、以下の YouTube 動画の解説で見ることができます。

ネットワーク構成

ネットワークの構成は、下図のとおりです。

演習ファイルのダウンロード

 ネットワークの構成を Packet Tracer で一から設定していくのは大変かと思います。「ダウンロード」ボタンから演習で使用するファイルのダウンロードができます。ファイルは、McAfeeインターネットセキュリティでウイルスチェックをしておりますが、ダウンロードは自己責任でお願いいたします。

スパニングツリー設定④(スイッチ3台構成)

スイッチを3台使用して下図のようにトライアングルに構成します。

各スイッチのMACアドレスと配線は、以下のようになります。

Switch_A ⇔ Switch_B ・・・ 100Mbps
Switch_A ⇔ Switch_C ・・・ 100Mbps
Switch_B ⇔ Switch_C ・・・ 100Mbps

Switch_A ・・・ 0010.1165.b773
Switch_B ・・・ 0050.0f58.86be
Switch_C ・・・ 00d0.9762.4eec

 各スイッチの設定は、必要ありません。デフォルトでPVST+が有効になっています。各スイッチを配線するだけでネットワークの設定は完了です。

 電源を入れてしばらく待つと、ルートブリッジ、ルートポート、指定ポートは、以下のように選出されネットワークは、安定します。

RP : ルートポート
DP : 指定ポート

ルートブリッジの選出

BIDの最も小さいスイッチがルートブリッジに選出されます。

 プライオリティは、デフォルトで、「32768」です。特に、何も設定していませんから、両スイッチとも、プライオリティは、「32768」になっています。VLAN ID は、

PVST+におけるBIDは、以下のようになります。

BID = プライオリティ + VLAN ID + MACアドレス

ということは、MACアドレスが最小のものがルートブリッジに選出されることになります。

以上のことから、Switch_Aがルートブリッジに選出されます。

ルートポートの選出

 ルートスイッチでない各スイッチごとに、1つのポートをルートポートとして選出されます。ルートブリッジへの最小のコストを持つパスが最適パスを提供するルートポートになります。

Switch_B、Switch_Cでは、明らかに、共に「f0/1」ポートが、ルートブリッジに近いことになります。

以上のことから、Switch_B、Switch_C上の、「f0/1」ポートがルートポートとして選出されます。

指定ポートの選出

 ルートブリッジへの最小のコストを持つパスが最適パスを提供する指定ポートになります。ルートブリッジ上のポートは、全て指定ポートになります。

Switch_A上の全てのポートが、指定ポートになるので

Switch_A ⇔ Switch_B 間
Switch_A ⇔ Switch_C 間

のリンク上の指定ポートはこれで決まります。

Switch_B ⇔ Switch_C 間

の指定ポートは、Switch_Bの「f0/2」、Switch_Cの「f0/2」のどちらになるのでしょうか?

Switch_Bの「f0/2」のパスコスト = 19(100Mbps)
Switch_Cの「f0/2」のパスコスト = 19(100Mbps)

共に、ルートブリッジまでのパスコストが同じです。

同じ場合は、BIDの低い側のスイッチのポートが、指定ポートに選出されます。

以上のことから、Switch_Bの「f0/2」が、指定ポートに選出されます。

●Switch_C上のポート

 Switch_Cのポートを確認すると、「f0/2」のリンクライトがオレンジ色になっていることが確認できます。このポートがブロッキングポートになっています。実機であれば、オレンジ色のLEDが点灯します。