MODEボタン(STAT・UTIL・DUPLX・SPEED)
ここでは、Catalyst 2950スイッチを例に、スイッチのMODEについて解説していきます。
※ Packet Tracer Version 8.11 では、Catalyst 2950がサポートされています。このバージョン以降でサポートされていくかどうかは分かりませんが、実機の場合は、LEDのランプの色と点灯でデバイスの動作状況を把握することができるようになっています。実機の場合は、LEDのランプでデバイスの状況を手っ取り早く把握できるようになっていることを知っていことは、運用管理上で役に立つかと思います。
Catalyst2950スイッチの前面パネルには、システムの活動状況を表すLEDランプが付いています。

「MODE」ボタンを押すとモードを「STAT」「UTIL」「DUPLX」「SPEED」と切り替えることができます。
例えば、「STAT」モードの場合、LEDランプの点灯と色によって、次のことが分かります。
点灯・色 | 状態 |
オフ | リンクなし |
グリーン点灯 | リンク正常 |
グリーン点滅 | データを送信中、または、受信中 |
オレンジに点滅 | 無効になっている。スパニングツリーによってブロック状態になっている |
グリーンとオレンジに点滅 | 障害発生 |
Catalyst2950スイッチを扱う際に注意して欲しいことは、ケーブルを差し込んでも直ぐに、リンク正常の状態にならないということです。
数千円で購入できるスイッチは、差し込むとほぼ同時にアクセスできます。しかし、Catalyst2950スイッチでは、LEDがグリーンに点灯するまでにしばらく時間がかかり、グリーン色になって準備が整うまで通信することができません。
下の図のように、しばらくの間、オレンジ色に点灯しています。その間は、アクセスできません。

LEDランプが緑になるまで、しばらくの間時間がかかります。

LEDランプが緑色になると通信ができる状態となります。