Serialケーブル

 Ciscoルータのシリアルケーブル(以下、Serialケーブル)には、様々な種類のケーブルがあります。よく目にするSerialケーブルに、DB60、スマートシリアル用のSerialケーブルがあります。コネクタの形状に合わせて、Serialケーブルを選択するようになります。

DB60用スマートシリアル用
Serialケーブル

 ケーブルには、『DTE』と『DCE』の2種類があり、Back to Back接続(ルータのシリアル同士を直接繋げる)をするのであれば、2種類のケーブルを下の図のようにジョイントして使います。スマートシリアル用のSerialケーブルも同様です。

DTE,DCEケーブルを
2本セットで使用します。
ジョイントして使用します。
DTEDCE
DTEケーブルとDCEケーブル

 つまり、Back to Back接続するのであれば、『DTE』ケーブル、『DCE』ケーブルで1組ということになります。そこで、重宝するのが、『Back to Back cable』です。DTE、DCEを2本1組で使用しなくとも、1本のケーブルでBack to Back接続ができます。

Back to Back cable
バックツーバックケーブル

コネクタ付近にDTE、DCEとラベルが付いています。

ちょっと見えにくいですが、DTE、DCEと書かれています
DTE、DCEラベル

コンソールケーブル

 Cisco用のコンソールケーブルは、古いタイプだとパソコン側がDB-9で、ルータ側がRJ-45接続する特殊なケーブルを使います。コンソールケーブルは、ネットショップでもオークションでも比較的安く入手できます。送料の方が高くつくかもしれません。

 Cisco以外のネットワーク機器へのコンソール接続は、様々なタイプがあるのでよく調べて購入する必要があります。

 この手のシリアルケーブルは、かなり昔から流通しているので『HARDOFF』などリサイクルショップで見かけることもありますが、探し出すのが大変です。ほとんどの場合、ジャンク扱いです。

Cisco機器・アライドテレシス機器アライドテレシス機器
コンソールケーブル

最近では、認識しないリスクがありますが、互換コンソールケーブルを購入すると安く上がります。

・パソコン側がUSBコネクタで、ルータ側がRJ-45コネクタ

・パソコン側がUSBコネクタで、ルータ側もUSBコネクタ

本体側がUSBでコンソール接続が可能なCisco機種もあります。もちろん、ドライバのインストールが必要になります。

下の商品は、パソコン側がUSBコネクタで、ルータ側がRJ-45コネクタで接続するタイプです。

USBシリアル変換ケーブル

 ノートパソコンやパソコンにDB-9のシリアルポートがない場合、USBシリアル変換ケーブルを接続してルータやスイッチに接続するようになります。Amazonでも購入できます。