Ciscoルータのインターフェース

このページで解説している内容は、以下のYoutube動画の解説で見ることができます。

 Ciscoルータは、様々なインターフェイスをサポートしています。どのケーブルをどのインターフェイスに接続するのか、把握しておきましょう。

 Packet Tracer では、各種ネットワークモジュールを取り付けることができますが、実機では、どのようになっているのでしょうか。ここでは、Packet Tracer と実機とを対比して紹介します。

下図は、Packet Tracer のPT-Emptyルータの画像です。このルータは、様々なモジュールをサポートしています。

 下図は、Packet Tracer の2621XMルータの画像です。このルータも、様々なモジュールをサポートしています。NM-2FE2Wなど、拡張モジュール内に、さらに拡張モジュールを取り付けることができる特殊な拡張モジュールもサポートしています。

それでは、実機では、どのような形状のインターフェイス、拡張モジュール、ケーブルがあるのかを紹介していきます。

●Ethernet・FastEthernet

コネクタには、RJ-45コネクタを使い、UTPケーブルでLANに接続します。

●Serialコネクタ・ケーブル

 WANに接続するインタフェースです。演習を行う際は、Back to Back接続(ルータのシリアル同士を直接繋げる)していくようになります。

 コネクタの形状に合わせて、Serialケーブルを選択するようになるのですが、まだまだ、スマートシリアル用のケーブルやモジュールは、DB-60と比べると、小さくコンパクトです。

●Back to Back接続

 ケーブルには、「DTE」と「DCE」の2種類があります。Back to Back接続するためには、この2つのケーブルをジョイントして使います。DTEケーブル、DCEケーブルが1つになったBack to Back接続専用のケーブルもあります。

Packet Tracer では、シリアルケーブルの種類について、あれこれと悩んで接続する必要がありませんので安心してください。

●ISDN BRI

コネクタには、RJ-45コネクタを使い、UTPケーブルでLANに接続します。

 レガシー・インターフェイスです。最近では、まず、使われることはないでしょう。こちらもWAN接続するために使うポートです。ISDN(Integrated Services Digital Network:総合デジタル通信網)のダイヤルアップ接続に使います。

※使用する機会はないかと思いますが、コネクタの形状がRJ-45でLANケーブルのコネクタと同じです。間違えて接続すると破損する恐れがあります。接続の際には注意が必要です。

●TOKEN RING

 このインターフェイスも、レガシー・インターフェイスです。最近では、まず見かけることは、ないでしょう。トークンリングというネットワークで使用するインターフェイスです。ネットワークトポロジーを学ぶ際に紹介されているかと思います。

●AUX

AUXポート(Auxiliary Port:補助ポート)は、モデム経由でルータを設定を行いたい場合に使用します。

※コネクタの形状がRJ-45でLANケーブルのコネクタと同じです。間違えて接続すると破損する恐れがあります。接続の際には注意が必要です。

◆Console Port(コンソールポート)

 パソコンのシリアルコネクタに直接接続してルータを設定する際に使用するポートです。接続には、専用のコンソールケーブルで接続します。

※コネクタの形状がRJ-45でLANケーブルのコネクタと同じです。間違えて接続すると破損する恐れがあります。接続の際には注意が必要です。

Ciscoルータのモジュール

 多くのCisco製ルータは、ネットワークモジュールをインストールして、インタフェースを増やしたり、機能を拡張できるようになっています。

 デスクトップパソコンでは、拡張スロットに、各種ボードをインストールしてパソコンの機能を拡張すると思いますが、ルータも同様です。

 ルータの背面に、ネジで取り付けれらた金属カバーが取り付けられていれば、そこがネットワークモジュールの取り付け口です。機種によって、拡張スロット数が異なります。

 全てのネットワークモジュールが差し込めるわけではありません。まず、形状が一致しないと差し込めません。ネットワークモジュールには、小さなものから、大きなものまで用意されています。

 また、形状が合っているからといっても、IOSのバージョンによっては、サポートされていない場合もあるので、実機において、ネットワークモジュールを入手する際は、Ciscoのサイトでよく調べておく必要があります。Packet Tracer の場合は、取り付けることが可能なネットワークモジュールのみが、MODULESの一覧に表示されています。

 ネットワークモジュールをいくつか紹介しておきます。ネットワークモジュールは、少々値段が張るのですが、中古で購入すれば比較的安価に購入することができます。ここで、紹介している以外にも、まだまだたくさんのネットワークモジュールが存在します。

ネットワークモジュール特徴
NM-1E1ポートイーサネット・ネットワーク・モジュール
NM-4A/S4 ポート非同期/同期シリアルネットワークモジュール
NM-4E4ポートイーサネット・ネットワーク・モジュール
NM-1FE2W-V210/100 イーサネット x 1、WAN カード スロット x 2 のネットワーク モジュール
NM-2FE2W-V210/100 イーサネット x 2、WAN カード スロット x 2 のネットワーク モジュール
WIC-1ENET1ポート Ethernet WAN Interface Card
WIC-1T1ポート シリアル WAN インターフェイス カード
WIC-2T2 ポート シリアル WAN インターフェイス カード
WIC-1B-S/T-V31ポートISDN BRI、S/T点インターフェイス

 実機に取り付けの際には、静電気には十分注意して取り付けをしてください。ものによっては、はめ込みにくいものがあります。接触面が損傷しないように慎重にゆっくりと取り付ける必要があります。