WAN接続の基本構成

 WANのサービスによって、使用するネットワーク機器は異なります。WAN接続の基本的な構成は、下図のようになります。

機器名説明
 DTE DTE(Data Terminal Equipment)とは、データを送受信するユーザ側の機器です。DTEはDCEを介することでWANに接続します。WANがシリアル回線の場合、DTEは、DCEから供給されるクロック信号を使って通信を行います。
 DCE DCE(Data Circuit Terminating Equipment)とは、DTEから送られてくる信号をDCEが接続しているWAN
網の種類に応じた信号に変換して送信する機器です。WANがシリアル回線の場合、DCEはクロック信号を送信します。DCEに該当する機器には、モデム、DSU、ONUがあります。
 CPE CPE(Customer Premises Equipment)とは、顧客宅内機器のことで、WAN契約した加入者宅に設置される通信機器のことを指します。
WANデバイス

DTEとDCEのケーブル接続

 現在では、WANサービスに接続する場合、光ファイバケーブルで接続し、DCEがONUになることが多く、DTEとDCEとの接続には、LANケーブル(UTPケーブル)を使用するのが一般的です。

バックツーバック接続

 従来のWAN接続では、DTEとDCEとの接続にシリアルケーブルを使用していました。ルータ(DTE)のシリアルインターフェースとDCEとの接続にはその規格に適合したシリアルケーブルで接続します。

 Ciscoルータでは、使用するシリアルケーブルとルータ側のシリアルコネクタ、DCEのコネクタの形状をよく確認しておく必要があり、注意が必要です。

バックツーバック接続

 Ciscoルータのシリアルインタフェース同士を直接接続する方法をバックツーバック接続と言います。通常、WANに接続するには、ルータのシリアルインタフェースにシリアルケーブルでDSUとの接続しますが、テスト目的でルータ同等を直接、シリアルケーブルで接続することもできます。この接続方法のことをバックツーバック接続と言います。その際に使用する専用のケーブルがあります。

DB60、スマートシリアル用のバックツーバック接続用のシリアルケーブルがあります。

DB60用スマートシリアル用
バックツーバックケーブル

コネクタの形状に合わせて、シリアルケーブルを選択します。

 バックツーバック接続は、バックツーバックケーブルを使って両ルータを接続します。ケーブルの片側には、DCEとラベルが付いています。このDCEのラベルが付いたコネクタを接続した片方のルータでDCEの代わりにクロック信号を提供します。

ちょっと見えにくいですが、DTE、DCEと書かれています
DCEとDTE


 クロック信号を提供するには、DCEを担当するルータでは、ルータのインタフェースコンフィグレーションモードで、以下のコマンドを入力する必要があります。

 バックツーバック接続は、バックツーバックケーブルを使って両ルータを接続します。ケーブルの片側には、DCEとラベルが付いています。このDCEのラベルが付いたコネクタを接続した片方のルータでDCEの代わりにクロック信号を提供します。


 クロック信号を提供するには、DCEを担当するルータでは、ルータのインタフェースコンフィグレーションモードで、以下のコマンドを入力する必要があります。

Router(config-if)#clock rate <bps>