boot system コマンド

このページで解説している内容は、以下のYoutube動画の解説で見ることができます。

 コンフィグレーションレジスタの最後の4ビットが、「0010~1111」の場合、つまり、ブートフィールドの値が「0~F」の時、以下の図のような流れで起動します。

 「boot system」コマンドで指示がある場合、その指示に従い、Flash内のIOSもしくは、TFTPサーバ上に置かれたIOSで起動します。Ciscoルータのブートプロセスは、慣れるまで理解しにくいかもしれません。分かりやすくするため、下に流れ図を載せています。

Flash上のIOSで起動する

Flash上のIOSで起動したい場合は、次のコマンドで指定します。

Router(config)#boot system flash <iosファイル名>

 通常は、Flashに保存されている1つ目のIOSで起動するので、必要ありませんが、Flashに複数のIOSを格納している場合、2つ目以降のIOSで起動したい場合に指定します。

TFTPサーバ上のIOSで起動する

TFTPサーバ上のIOSで起動したい場合は、次のコマンドで指定します。

Router(config)#boot system <iosファイル名> <TFTPサーバのIPアドレス>

TFTPサーバについては、最後の方で紹介しています。を参考にして下さい。

 TFTPサーバとIPレベルの通信を行うことになりますので、ルータのイーサネットのインターフェイスにIPアドレスを振るのを忘れないようにしておきましょう。