BGP(配布リスト・distribute-list その1)

 BGPで経路情報をフィルタする方法は、いくつかありますが、ここでは、distribute-listを用いた配布リストを紹介します。

配布リストを使用すると受信するルートや通知するルートをフィルタリングすることができます。

配布リストを作成する手順は、以下のようになります。

  1. 対象となる経路をACLで定義する。
  2. ルーティングプロセスに「distribute-list」コマンドでACLを適用する。

distribute-listコマンド

 「distribute-list」コマンドは、ルーティング設定モードで適用させます。例えば、BGPFのアドバタイズの送受信にフィルタをかけたい場合は、BGPのルーティング設定モードで設定します。

「distribute-list」は、受信するルートには「in」、通知するルートには「out」コマンドで経路情報を制御します。

「distribute-list」コマンドは、送信時と受信時でコマンドが若干異なります。

送信時

Router(config-router)#distribute-list [ACL番号|ACL名前] out [インタフェース|プロトコル]

受信時

Router(config-router)#distribute-list [ACL番号 | ACL名前] in インタフェース

※OSPFでは送信時にフィルタリングを行うことはできません。

BGPにおける配布リストの概要が理解できたところで、まずは、下のネットワークをBGPで構築していきます。

続きは、次の「BGP(配布リスト・distribute-list その2)」で設定していきます。