BGP(コンフェデレーションの設定)

BGP(コンフェデレーションとは)」の続きです。

 「コンフェデレーション」とは、1つのASを小さく分割することで、BGPのピア数を減らす技術のことです。

ここでは、コンフェデレーションを実際に設定し、コンフェデレーションの特徴を検証していきます。

コンフェデレーションの特徴

 コンフェデレーションの特徴として以下の特徴があります。

  • BGPのピア数の総数を減らすことができる。
  • 「コンフェデレーション」を外から見ると1つの自律システムに見える。
     ※外部ASからサブASが見えないことを意味します。
  • サブASを経由するとコンフェデレーション内ではAS_PATHに記録される。
  • 経路情報の属性(NEXT_HOP、LOCAL_PREF、MED)は、eBGPでサブASを経由しても変わらない。

それでは、コンフェデレーションを実際に設定し、これらの特徴を検証していきます。

使用するネットワークは、以下になります。

 AS100をサブASに分割します。サブASの自律システム番号は、プライベート自律システム用に予約されている64,512~65,535を使用する必要があるので、切の良い番号の「AS65000」と「AS65001」を使用して、2つのサブASに分割します。