AWS CLF　問題993-996：Elastic IPアドレス

【正解】
A) 手動で割り当てられる。

【解説】
Elastic IP アドレスは手動で割り当てられるリソースです。Elastic IP アドレスは、EC2 インスタンスなどの AWS リソースに対して固定のパブリック IP アドレスを提供するために使用されます。手動で割り当てることで、そのアドレスを特定の EC2 インスタンスに関連付けることができます。これにより、EC2 インスタンスが停止・再起動されても IP アドレスが変わらず、外部からのアクセスや DNS の設定などが簡単に管理できるようになります。

B) のサブネットレベルでの自動割り当ては、Elastic IP アドレスではなく、通常のプライベート IP アドレスのことを指します。通常のプライベート IP アドレスはサブネット内で自動的に割り当てられ、EC2 インスタンスが起動するたびに新しい IP アドレスが割り当てられることがあります。

【正解】
C) Elastic IP アドレスは追加料金がかかる場合がある。

【解説】
A) は誤りです。Elastic IP アドレスは AWS アカウントに関連付けられます。この関連付けにより、アカウント内の EC2 インスタンスや他の AWS リソースと関連付けることができます。選択肢 B) は誤りです。Elastic IP アドレスの割り当てや再マッピングには制限がありません。D) は誤りです。Elastic IP アドレスはパブリック IP アドレスとして機能し、インターネット上からアクセス可能な IP アドレスを提供します。

C) は正しいです。Elastic IP アドレスは無料枠内での使用が可能ですが、アクティブなアドレスでない場合やアクティブなアドレスを使用している EC2 インスタンスが停止している場合など、特定の条件下では追加料金が発生することがあります。注意深く利用料金に関するドキュメントを確認し、コストを把握することが重要です。EC2とEIPを完全に無料枠で利用する条件が絶妙で、EC2を停止していると、EIPの料金が発生します。

【正解】
A) プライベート IP アドレス

【解説】
VPC 内のインスタンスに自動的に割り当てられる IP アドレスは、プライベート IP アドレスです。プライベート IP アドレスは、VPC 内での通信に使用され、VPC 内のリソース同士が相互に通信するための内部的なアドレスです。これに対して、グローバル IP アドレスや Elastic IP アドレスは、インターネット上からアクセス可能な外部向けのアドレスであり、VPC 内のインスタンスには自動的に割り当てられるものではありません。

【正解】
B) 追加料金がかかるため。

【解説】
Elastic IP アドレスを解放することの重要性は、オプション B の「追加料金がかかるため」です。Elastic IP アドレスは AWS アカウント内で有効な場合、アクティブなアドレスに対して料金が発生します。インスタンスとの関連付けを解除し、アドレスを解放しない場合、そのアドレスに対して料金がかかることになります。したがって、不要な Elastic IP アドレスを解放することは、コストを最適化するために重要です。

他の選択肢は誤りです。Elastic IP アドレスの解放によるインスタンスの再起動時の問題やセキュリティ上のリスク、ネットワークのパフォーマンス低下は関連性がありません。