AWS CLF　問題969-972：AWS Service Catalog

【正解】
B) 承認されたITサービスのカタログを作成・管理する。

【解説】
AWS Service Catalogの主な目的は、組織内で使用可能なAWSリソースとアプリケーションをカタログ化し、承認されたサービスの選択とデプロイメントを容易にすることです。このサービスを使用することで、組織は一貫性のあるサービスプロビジョニングとコンプライアンスを確保できます。また、承認プロセスや制御を通じて、リソースの無駄な使用やセキュリティリスクを軽減することができます。

A) は、AWS CloudFormationなどを使用して行われるデプロイメント自動化に関連しますが、AWS Service Catalogの主な目的ではありません。C) は、AWS Identity and Access Management（IAM）などのセキュリティ関連のサービスが関連する内容です。選択肢 D)は、AWS Service Catalogの主要な目的とは関係ありません。

【正解】
C) ITサービスのライフサイクルを一元管理する。

【解説】
AWS Service Catalogを使用することで達成できる主な利点の1つは、ITサービスのライフサイクルを一元管理できることです。AWS Service Catalogは、組織内で使用可能なAWSリソースとアプリケーションをカタログ化し、承認されたサービスの選択とデプロイメントを容易にするためのサービスです。この一元管理のアプローチにより、サービスの提供、変更、停止などのライフサイクルを統一的に管理でき、一貫性のあるプロビジョニングとコンプライアンスを実現できます。

選択肢 A)はAWSの別のサービスであるAWS CloudFormationなどを使用して行われるデプロイメント自動化に関連しますが、AWS Service Catalogの主な利点ではありません。選択肢 B)はAWS Organizationsなどを使用してリソースの制約を指定するための機能であり、AWS Service Catalogの主な利点ではありません。選択肢 D)はAWS Artifactなどを使用してコンプライアンスドキュメントの作成をサポートする内容であり、AWS Service Catalogの主な利点ではありません。

【正解】
C) ITサービスのカタログを共有し、コラボレーションを促進できる。

【解説】
AWS Service Catalogを使用することで、ITサービスのカタログを作成し、共有することができます。組織内で使用可能なAWSリソースとアプリケーションをカタログ化し、承認されたサービスの選択とデプロイメントを容易にするためのサービスです。共有されたカタログを通じて、異なるチームや部門間でのコラボレーションが促進され、一貫性のあるプロビジョニングとコンプライアンスを確保できます。

A) はAWSの制御された環境でのリソース作成を促進し、ユーザーによる自由な作成を制限する効果があります。B) はAWS Organizationsなどを使用してリソースの制約を指定してコストを最適化する内容であり、AWS Service Catalogの主な利点ではありません。D) はAmazon VPC Flow Logsなどを使用してネットワークトラフィックの可視化と解析を行うためのものであり、AWS Service Catalogの主な利点ではありません。

【正解】
B) システム管理者の負担を軽減し、開発者のアジリティを向上させる。

【解説】
AWS Service Catalogは、AWSリソースを管理し、それらをデプロイ可能にするためのサービスです。管理者はAWS CloudFormationテンプレートを使用してリソースを定義し、それを製品としてグループ化し、ポートフォリオとして提供できます。これにより、システム管理者は一貫性を維持しながらリソースの提供を容易にし、開発者は自身のニーズに合わせてリソースをデプロイできるようになります。したがって、システム管理者の負担を軽減し、開発者のアジリティを向上させることがAWS Service Catalogの主な利点です。

選択肢 A)はAWSリソースの定義を行うための具体的なツールではなく、テンプレートによる管理方法を提供するものです。選択肢 C)はAWS CloudFormationテンプレートを使用することが関連するが、AWS Service Catalogはそれ以上の機能を提供します。選択肢 D)は一般的にAWSリソースの共有を自動化する方法とは関連がありません。