AWS CLF　問題833-836：AWSインフラストラクチャの特徴

【正解】
A) 伸縮性とスケーラビリティ

【解説】
AWSのグローバルインフラストラクチャの特徴として、A) 伸縮性とスケーラビリティが正しいです。

AWSは、アプリケーションやサービスの需要に合わせてリソースをダイナミックに増減できる伸縮性とスケーラビリティを提供しています。これにより、必要なリソースを適切なタイミングで迅速に確保することができ、アプリケーションのパフォーマンスを最適化できます。例えば、ピーク時には多くのリソースを使用し、オフピーク時にはリソースを削減することが可能です。

他の選択肢に関して説明します。

B) データセンターの配置
AWSのグローバルインフラストラクチャはデータセンターを含んでいますが、特定のデータセンターの配置は、局所的な説明です。全体的にグローバルインフラストラクチャの特徴を説明しているのは、A)です。

C) インフラストラクチャのコスト最適化
AWSはリソースを必要な分だけ使用することでコストを最適化できる環境を提供していますが、特定の「インフラストラクチャのコスト最適化」という特徴は、局所的な説明です。全体的にグローバルインフラストラクチャの特徴を説明しているのは、A)です。

D) インフラストラクチャの可視性と監視
AWSはインフラストラクチャの監視と可視性を提供しており、サービスやリソースの状態をモニタリングすることができますが、特定の「可視性と監視」という特徴は、局所的な説明です。全体的にグローバルインフラストラクチャの特徴を説明しているのは、A)です。

【正解】
C) 低コスト

【解説】
AWSのグローバルインフラストラクチャの特徴でないのは、C) 低コストです。

AWSは、さまざまなサービスやリソースを提供するクラウドプロバイダーですが、必ずしも低コストであることを保証するものではありません。AWSは、コスト最適化のためのツールやリソース管理機能を提供しており、必要なリソースを効率的に使うことができる環境を提供していますが、そのコストはユーザーが選択するサービスやリソースの種類、使用量、リージョンなどによって異なります。一部のサービスや特定の設定は、高コストになることもあります。

他の選択肢に関して説明します。

A) 耐障害性
AWSは耐障害性を高めるために、アベイラビリティーゾーンの分散配置や冗長構成などの仕組みを提供しています。

B) 高可用性
AWSは高可用性を確保するためにアベイラビリティーゾーンや冗長化をサポートしており、障害時にもサービスを継続できるようにしています。

D) 人間による操作の最小化
AWSは自動化を重視するクラウドプロバイダーであり、多くの操作やタスクを自動化するためのツールやサービスを提供しています。

【正解】
A) オンプレミスデータセンターの提供

【解説】
AWSのグローバルインフラストラクチャの特徴でないのは、A) オンプレミスデータセンターの提供です。

AWSはクラウドプロバイダーであり、クラウド上で仮想化されたリソースを提供することを専門としています。そのため、オンプレミスデータセンターの提供はAWSの主要な特徴ではありません。AWSは、データセンターの運用やメンテナンスをユーザーが行う必要なく、クラウド上で必要なリソースを効率的に利用できる環境を提供しています。

他の選択肢に関して説明します。

B) 高可用性
AWSは高可用性を提供するためにアベイラビリティーゾーンや冗長構成などの仕組みを提供しており、障害の際にもサービスを継続できるように設計されています。

C) データのセキュリティ
AWSはセキュリティを重要視し、多数のセキュリティ関連のサービスを提供しており、データの保護とセキュリティ強化に取り組んでいます。

D) 伸縮自在なインフラストラクチャ
AWSの特徴の1つは、アプリケーションやサービスの需要に合わせてリソースを自動的に増減できる伸縮性とスケーラビリティです。

【正解】
C) リージョンとアベイラビリティーゾーンに分散

【解説】
AWSのグローバルインフラストラクチャの特徴として、C) リージョンとアベイラビリティーゾーンに分散することが挙げられます。

AWSは、世界中に複数のリージョンを持ち、各リージョン内に複数のアベイラビリティーゾーンを配置しています。リージョンは物理的に異なる地域に存在し、アベイラビリティーゾーンは各リージョン内で独立したデータセンターの集合体です。この分散した構造により、障害や災害が発生した場合でもサービスの可用性を高めることが可能です。また、ユーザーはリージョンやアベイラビリティーゾーンを選択してアプリケーションを配置し、冗長性を持たせることができます。

他の選択肢に関して説明します。

A) シングルアベイラビリティーゾーンのみ
AWSは複数のアベイラビリティーゾーンを提供し、シングルアベイラビリティーゾーンのみという制約はありません。

B) 各国でレンタルしたデータセンターのみで提供
AWSは自社でデータセンターを運用し、レンタルしたデータセンターのみで提供という制約はありません。

D) オンプレミスデータセンターに限定
AWSはクラウドサービスを提供するため、オンプレミスデータセンターに限定される特徴ではありません。