AWS CLF 問題741-744:クラウドのコンセプト

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅱ|完全無料&徹底解説

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅱ|完全無料&徹底解説  「AWS認定クラウドプラクティショナー問題集Ⅱ」は、AWS認定クラウドプラクティショナー試験の合格を目…

AWS CLF 問題741-744:クラウドのコンセプト

問題741:クラウドコンピューティングの特徴として、以下のうちどれが正しいですか?

A) リソースの共有により、コスト削減と効率化が図れる。
B) 物理的なサーバーの管理が必要なため、運用コストが高くなる。
C) インフラストラクチャの制御が完全にユーザーに委ねられる。
D) ネットワーク接続がない状態でもアクセスできるため、オフラインでの作業が可能

解答解説を開く
【正解】
A) リソースの共有により、コスト削減と効率化が図れる。

【解説】
クラウドコンピューティングはリソースの共有を通じて、コスト削減と効率化が可能です。従来のデータセンターでは、企業は自社のために物理的なサーバーを保有し、管理する必要がありました。しかし、クラウドコンピューティングでは、複数のユーザーが同じインフラストラクチャを共有することで、ハードウェアやリソースの使用効率が向上します。その結果、コストを削減することができます。

問題742:クラウドストレージの利点として、以下のうちどれが正しいですか?

A) データのバックアップと復元が容易に行える。
B) 物理的なサーバーの保守作業が必要なため、管理コストが高くなる。
C) オフライン状態でもデータにアクセスできる。
D) ストレージ容量が制限されるため、大容量のデータの保存には適していない。

解答解説を開く
【正解】
A) データのバックアップと復元が容易に行える。

【解説】
クラウドストレージはデータのバックアップと復元が容易に行えるという利点があります。データはクラウド上の複数のサーバーに分散保存されるため、1つのサーバーに障害が発生しても他のサーバーからデータを復元することができます。また、クラウドストレージには自動バックアップ機能も備わっている場合が多く、手動でバックアップを作成する必要がありません。

問題743:サーバーレスコンピューティングの利点として、以下のうちどれが正しいですか?

A) 定期的なサーバーのメンテナンス作業が不要である。
B) ローカルネットワークに接続していない環境でも利用できる。
C) トラフィックの急増時でも自動的にスケーリングすることができる。
D) プライベートネットワーク上のデータを暗号化して送信するため、セキュリティが向上する。

解答解説を開く
【正解】
C) トラフィックの急増時でも自動的にスケーリングすることができる。

【解説】
サーバーレスコンピューティングでは、アプリケーションのトラフィック量に応じて自動的にスケーリングすることができます。従来のサーバーベースのアーキテクチャでは、トラフィックが急増した場合には新たなサーバーを追加する必要がありましたが、サーバーレスコンピューティングでは、トラフィックが増えると自動的にリソースを追加してアプリケーションのパフォーマンスを維持することができます。

問題744:クラウドコンピューティングのセキュリティに関して、以下のうちどれが正しいですか?

A) パブリックネットワーク上のデータを暗号化して送信するため、セキュリティが向上する。
B) 物理的なセキュリティ対策が不要であるため、セキュリティリスクが高くなる。
C) セキュリティ対策はクラウドプロバイダーに完全に委ねられる。
D) クラウド内のすべてのユーザーが同じセキュリティレベルを持つため、セキュリティのカスタマイズが困難である。

解答解説を開く
【正解】
A) パブリックネットワーク上のデータを暗号化して送信するため、セキュリティが向上する。

【解説】
A) パブリックネットワーク上のデータを暗号化して送信することは、セキュリティを向上させるための重要な対策です。クラウドコンピューティングでは、データはインターネットを通じて送受信されることが一般的です。そのため、データの送信時には暗号化することで、外部からの不正アクセスやデータの漏洩を防ぐことができます。

他の選択肢についても解説します。

B) 物理的なセキュリティ対策が不要であるため、セキュリティリスクが高くなる。
これは誤りです。クラウドコンピューティングでは、物理的なセキュリティ対策も重要です。クラウドプロバイダーはデータセンターなどのインフラストラクチャを運用しており、物理的なセキュリティ対策が取られています。

C) セキュリティ対策はクラウドプロバイダーに完全に委ねられる。
これも誤りです。セキュリティはクラウドプロバイダーと顧客の責任が共有されるモデルとなっています。クラウドプロバイダーはインフラストラクチャのセキュリティを提供しますが、顧客は自分のアプリケーションやデータに対するアクセス制御やデータ暗号化などのアプリケーションレベルのセキュリティ対策を担当します。

D) クラウド内のすべてのユーザーが同じセキュリティレベルを持つため、セキュリティのカスタマイズが困難である。
これも誤りです。クラウドプロバイダーは多くの場合、マルチテナンシーと呼ばれる仕組みを用いて複数のユーザーが同一のクラウド環境を共有しますが、それによってセキュリティのカスタマイズが困難になることはありません。クラウドプロバイダーは各テナント(ユーザー)のデータやリソースを分離し、セキュリティを確保します。ユーザーは自分のアカウント内でセキュリティの設定をカスタマイズできます。