AWS CLF 問題677-680:Amazon ElastiCacheの特徴や利点

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅱ|完全無料&徹底解説

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅱ|完全無料&徹底解説  「AWS認定クラウドプラクティショナー問題集Ⅱ」は、AWS認定クラウドプラクティショナー試験の合格を目…

AWS CLF 問題677-680:Amazon ElastiCacheの特徴や利点

問題677:Amazon ElastiCacheの主な利点として正しい記述を選択してください。

A) メモリ内での高速なデータアクセスを提供し、応答時間を改善する。
B) リレーショナルデータベースのスキーマ設計をサポートする。
C) オンプレミスのデータセンターとのデータ同期を実現する。
D) サーバーレスアーキテクチャの構築を容易にする。

解答解説を開く
【正解】
A) メモリ内での高速なデータアクセスを提供し、応答時間を改善する。

【解説】
Amazon ElastiCacheはインメモリデータストアであり、データをメモリ内に保持することで高速なデータアクセスを実現します。これにより、アプリケーションの応答時間を改善することができます。リレーショナルデータベースのスキーマ設計やオンプレミスのデータセンターとのデータ同期は、他のAWSサービスやツールを使用する必要があります。また、ElasitCache自体はサーバーレスアーキテクチャの構築を容易にするものではありません。

問題678:Amazon ElastiCacheの利用シーンとして適切なものを選択してください。

A) リアルタイムのデータ分析を実行するシステム
B) キャッシュの利用によるデータベースの負荷軽減が必要なシステム
C) 高可用性と耐久性が重要なシステム
D) 高度なトランザクション処理とACIDの特性が求められるシステム

解答解説を開く
【正解】
B) キャッシュの利用によるデータベースの負荷軽減が必要なシステム

【解説】
ElastiCacheはデータベースのキャッシュとして使用することができます。データベースにアクセスする際にクエリ結果をキャッシュすることで、データベースへの負荷を軽減し、応答時間を向上させることができます。リアルタイムのデータ分析を実行する場合には、データウェアハウスや分析ツールが適しています。高可用性や耐久性を求める場合は、別のAWSサービスや冗長設計を検討する必要があります。高度なトランザクション処理とACIDの特性が必要な場合には、リレーショナルデータベースを検討する必要があります。

問題679:Amazon ElastiCacheのサポートしているデータベースエンジンとして正しいものを選択してください。

A) MySQL
B) Oracle Database
C) Redis
D) PostgreSQL

解答解説を開く
【正解】
C) Redis

【解説】
Amazon ElastiCacheは、AWSが提供するフルマネージドのインメモリデータストアサービスです。ElastiCacheはいくつかのデータベースエンジンをサポートしていますが、その中で正しい選択肢はRedis(選択肢C)です。

正しい選択肢の理由は以下の通りです。

A) MySQL
Amazon ElastiCacheはMySQLをサポートしていません。MySQLはリレーショナルデータベースであり、ElastiCacheは主にキーバリューデータベースのRedisおよびMemcachedをサポートしています。

B) Oracle Database
Amazon ElastiCacheはOracle Databaseをサポートしていません。Oracle Databaseはリレーショナルデータベースであり、ElastiCacheは主にインメモリデータストアであるRedisおよびMemcachedをサポートしています。

C) Redis
ElastiCacheはRedisをサポートしています。Redisは高速で柔軟性に富んだインメモリデータベースであり、キャッシュやセッションストア、リアルタイム分析などの用途に適しています。ElastiCacheはRedisのデプロイメント、運用、スケーリングを自動化し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるために利用されます。

D) PostgreSQL
Amazon ElastiCacheはPostgreSQLをサポートしていません。PostgreSQLはリレーショナルデータベースであり、ElastiCacheは主にRedisおよびMemcachedをサポートしています。

問題680:Amazon ElastiCacheの利点として正しい記述を選択してください。(2つ選択)

A) データの自動バックアップとリストアが可能
B) マルチAZ構成による高可用性が提供される。
C) データセンター内のサーバーレス環境を構築できる。
D) リアルタイムのデータストリーミングがサポートされる。

解答解説を開く
【正解】
A) データの自動バックアップとリストアが可能
B) マルチAZ構成による高可用性が提供される。

【解説】
A) データの自動バックアップとリストアが可能
Amazon ElastiCacheはデータの自動バックアップをサポートしており、定期的にスナップショットを取得してデータをバックアップします。また、バックアップからのデータのリストアも簡単に行えます。これにより、データの保護と復元が容易になります。

B) マルチAZ構成による高可用性が提供される。
ElastiCacheはマルチAZ(アベイラビリティーゾーン)構成をサポートしており、データの冗長性と高可用性を提供します。マルチAZ構成では、プライマリデータベースと同期したセカンダリレプリカが別のアベイラビリティーゾーンに配置されるため、1つのゾーンに障害が発生してもデータのアクセスが継続されます。これにより、システムの可用性が向上し、アプリケーションの耐障害性が高まります。

C) データセンター内のサーバーレス環境を構築できる。
ElastiCacheはサーバーレス環境を提供するものではありません。ElastiCacheは管理対象のインメモリデータストアであり、データベースエンジン(RedisまたはMemcached)によるデータの高速なキャッシュやセッションストアの提供に特化しています。

D) リアルタイムのデータストリーミングがサポートされる。
ElastiCacheはデータストリーミングを直接サポートするものではありません。リアルタイムデータストリーム処理には、Amazon KinesisなどのAWSサービスがより適しています。

したがって、Amazon ElastiCacheの利点として正しい選択肢は、データの自動バックアップとリストアが可能(選択肢A)とマルチAZ構成による高可用性が提供される(選択肢B)の2つです。