AWS CLF 問題637-640:クラウドとオンプレミスの比較

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅱ|完全無料&徹底解説

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AWS CLF 問題637-640:クラウドとオンプレミスの比較

問題637:クラウドとオンプレミスの比較において、以下のうちクラウドの利点はどれでしょうか?

A) フルコントロールの環境
B) 高い初期投資
C) リソースの迅速な拡張
D) 物理的なセキュリティの保証

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【正解】
C) リソースの迅速な拡張

【解説】
クラウドとオンプレミスの比較において、クラウドの利点として「リソースの迅速な拡張」が挙げられます。

オンプレミス環境では、必要なリソースを追加するためには新しいサーバーやネットワーク機器を購入し、設置・セットアップする必要があります。このプロセスには時間がかかり、物理的な制約によって迅速な拡張が難しい場合もあります。また、追加のリソースには高い初期投資が必要となります(選択肢B)。

一方、クラウド環境では、クラウドプロバイダーが膨大なリソースをインターネット経由で提供しています。必要に応じて、ユーザーはクラウドコンソールやAPIを使ってリソースを迅速に拡張することができます。自動スケーリング機能を使うことで、負荷が増えると自動的にリソースが増加し、負荷が減るとリソースが自動的に縮小される仕組みもあります。これにより、ビジネスの需要変動に柔軟に対応できます。

したがって、リソースの迅速な拡張が、クラウドの利点の一つとして挙げられます。なお、他の選択肢についても補足しておきます。

A) フルコントロールの環境
オンプレミス環境の利点であり、自社のデータセンターやネットワークを完全にコントロールできることを指します。一方、クラウドは外部のプロバイダーにリソースを提供してもらうため、フルコントロールは持ちづらい場合があります。

B) 高い初期投資
オンプレミス環境は最初にハードウェアや設備を購入するため、初期投資が必要です。クラウドは従量課金が一般的なため、初期投資を抑えて利用できる場合があります。

D) 物理的なセキュリティの保証
オンプレミス環境では、データセンターのセキュリティを自社で管理・監視できるため、物理的なセキュリティを保証できる可能性が高いです。一方、クラウドプロバイダーも高度なセキュリティ対策を行っており、物理的なセキュリティも十分に考慮されています。

問題638:クラウドとオンプレミスの比較において、以下のうちオンプレミスの利点はどれでしょうか?

A) 課金モデルの柔軟性
B) インフラストラクチャの共有リソース
C) リソースの隔離と専有性
D) メンテナンスの負荷軽減

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【正解】
C) リソースの隔離と専有性

【解説】
オンプレミス環境では、リソースが組織によって専有されており、他の組織とのリソースの共有やマルチテナンシーはありません。これにより、リソースの隔離と専有性が確保されます。一方、クラウド環境ではリソースが複数の組織で共有されるため、リソースの隔離や専有性には制約があります。

問題639:クラウドとオンプレミスの比較において、以下のうちクラウドの利点はどれでしょうか?

A) インフラストラクチャの運用負荷の軽減
B) 物理的なセキュリティの確保
C) ネットワークの高速性
D) カスタマイズ可能なハードウェア構成

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【正解】
A) インフラストラクチャの運用負荷の軽減

【解説】
クラウド環境では、インフラストラクチャの運用やメンテナンスなどの負荷をクラウドプロバイダが管理します。これにより、組織はインフラストラクチャに関する作業やリソースを割く必要がなくなり、運用負荷が軽減されます。一方、オンプレミス環境では組織がインフラストラクチャを自ら運用するため、運用負荷は組織が負担する必要があります。

問題640:クラウドとオンプレミスの比較において、以下のうちオンプレミスの利点はどれでしょうか?

A) データの地理的な制御
B) リソースの柔軟なスケールアウト
C) インフラストラクチャのコスト削減
D) サービスレベルアグリーメント(SLA)の提供

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【正解】
A) データの地理的な制御

【解説】
オンプレミス環境では、データの場所と配置について直接的な制御が可能です。特定の国や地域のデータ保管要件に対応するために、データを特定の場所に配置することができます。一方、クラウド環境ではデータの保管場所や配置はクラウドプロバイダに依存するため、データの地理的な制御は制約される場合があります。