AWS CLF　問題621-624：マルチリージョン

【正解】
B) 複数のAWSリージョンを使用してアプリケーションを構築すること。

【解説】
AWSのマルチリージョンとは、複数のAWSリージョンを使用してアプリケーションを構築することを意味します。AWSリージョンは、物理的に独立した地理的な場所であり、異なるデータセンターが含まれています。マルチリージョンを利用することで、アプリケーションの可用性と耐障害性を向上させることができます。

【正解】
B) 地理的な遅延を低減するため

【解説】
AWSのマルチリージョンを使用する主な理由の1つは、地理的な遅延を低減することです。複数のリージョンにアプリケーションを配置することで、ユーザーとの距離を縮め、データの送受信にかかる遅延を最小限に抑えることができます。これにより、ユーザーエクスペリエンスの向上やレスポンスの高速化が可能となります。

【正解】
A) Amazon S3

【解説】
AWSのマルチリージョン構成において、データの冗長性を確保するためには、データを複数のリージョンに分散して保存する必要があります。Amazon S3（Simple Storage Service）は、オブジェクトストレージサービスであり、データを安全かつ耐久性のある方法で保存するために使用されます。複数のリージョンにデータを複製することで、データの冗長性と可用性を確保することができます。

【正解】
A) Amazon Route 53

【解説】
AWSのマルチリージョン構成において、アプリケーションのリクエストを適切なリージョンに転送するために使用されるサービスはAmazon Route 53です。

Amazon Route 53は、AWSのドメインネームシステム（DNS）ウェブサービスであり、グローバルなトラフィック管理やドメインのルーティングに用いられます。マルチリージョン構成では、複数のリージョンに同じアプリケーションがデプロイされている場合、ユーザーがアクセスする際に最も近いリージョンへのリクエストを振り分けることが重要です。これにより、ユーザーのレイテンシーを最小限に抑え、快適なユーザーエクスペリエンスを提供することができます。

Amazon Route 53では、地理的ロケーションベースのルーティングやレイテンシーベースのルーティングなどの機能を使用して、リージョン間のリクエストを最適なリージョンに転送します。例えば、ユーザーがアクセスした際のIPアドレスやリージョンとの距離に基づいて、近くのリージョンに転送することができます。

それに対して、選択肢 B) AWS Elastic Beanstalk は、アプリケーションのデプロイとスケーリングを簡素化するサービスであり、リージョンへのトラフィックルーティングには直接関与しません。

C) Amazon CloudFront は、コンテンツデリバリーネットワーク（CDN）サービスであり、静的コンテンツを高速に配信することに特化しており、リージョンへのトラフィックルーティングには使用されません。

D) AWS Lambda は、サーバーレスコンピューティングサービスであり、リージョンへのトラフィックルーティングには直接関係ありません。