AWS CLF　問題429-432：CloudFront

【正解】
D) オリジンサーバーへのアクセスログを確認して、正しく表示されないファイルへのアクセスがあるかどうかを確認する。

【解説】
この問題では、CloudFrontを使用してウェブサイトの高速化を行っている状況で、一部のファイルが正しく表示されないという問題が発生しています。このような場合、まずはオリジンサーバーへのアクセスログを確認することが重要です。オリジンサーバーへのアクセスログを確認することで、正しく表示されないファイルへのアクセスがあるかどうかを確認できます。もし正しく表示されないファイルへのアクセスがない場合、問題はオリジナルファイル、CloudFrontに関連している可能性が高いです。

したがって、正しい手順はオリジンサーバーへのアクセスログを確認する（選択肢D）です。A) はキャッシュを無効にするための一般的な手法ですが、問題の原因を特定するためには不十分です。選択肢Bはエッジロケーションのヘルスチェックで問題のあるエッジロケーションを特定する方法ですが、この問題の場合、ファイル自体が正しくない可能性もあるため、問題の原因を特定するには不適切です。選択肢Cはキャッシュの設定を確認する方法ですが、問題がファイル自体に関連している場合は有効ではありません。

【正解】
A) キャッシュクリアを実行して、新しい画像ファイルを即座に配信する。

【解説】
この問題では、静的なウェブサイトをAmazon S3バケットにホストし、CloudFrontで配信しています。新しい画像ファイルが追加された後、画像が表示されないという報告がありました。この場合、最も適切な手順はキャッシュクリアを実行することです。

CloudFrontは画像などのコンテンツをキャッシュするため、新しい画像ファイルが即座に反映されないことがあります。キャッシュクリアを実行することで、CloudFrontのキャッシュから新しい画像ファイルを削除し、即座に最新の画像を配信できるようになります。

したがって、正しい手順はキャッシュクリアを実行する（選択肢A）です。B) のS3バケットのパーミッションを確認する手順は、画像ファイルが公開されていることを確認するために重要ですが、問題は画像の配信に関連しているため、キャッシュクリアがより適切です。C )のCloudFrontディストリビューションの無効化と再有効化は、問題の解決に時間がかかる場合があります。D) のエッジロケーションのヘルスチェックは、画像表示の問題に直接関連していないため、解決策としては適切ではありません。

【正解】
C) ネットワークモニタリングツールを使用して、トラフィックのボトルネックを特定する。

【解説】
この問題では、CloudFrontを使用して動画コンテンツを配信している状況で、一部のユーザーから再生が途切れるという報告がありました。このような場合、最も適切な手順はネットワークモニタリングツールを使用して、トラフィックのボトルネックを特定することです。

再生が途切れる問題は、ネットワークの帯域幅やレイテンシの問題によって引き起こされることがあります。ネットワークモニタリングツールを使用してトラフィックを監視し、ボトルネックが発生している箇所を特定することで、問題の原因を特定できます。

したがって、正しい手順はネットワークモニタリングツールを使用してトラフィックのボトルネックを特定する（選択肢C）です。A) のエッジロケーションの帯域幅制限の確認は、特定のエッジロケーションでの問題を特定するための手法ですが、再生が途切れる原因を特定するには不十分です。選択肢Bのキャッシュ設定の調整は、問題の原因を特定するためには関係ありません。選択肢Dのオリジンサーバーのログの確認は、再生が途切れる原因を特定するためには有用ですが、最初にネットワークモニタリングツールを使用してボトルネックを特定することが効果的です。

【正解】
A) 特定の地域にキャッシュエッジロケーションを追加し、アプリケーションの内容をキャッシュするように設定します。

【解説】
A) キャッシュエッジロケーションを追加し、特定の地域にコンテンツをキャッシュすることは、ユーザーに対してより高速なレスポンスを提供するための効果的な方法です。これにより、特定の地域のユーザーは近くのエッジロケーションからコンテンツを提供されるため、遅延が軽減されます。

B) ソースコードの最適化は、ウェブアプリケーションの性能を向上させることができますが、特定の地域の遅延を直接的に解決する方法ではありません。

C) 特定の地域からのアクセスをブロックすることは、問題を解決するのではなく、特定の地域のユーザーに対してサービスを利用できなくするだけです。問題の解決にはなりません。

D) IPアドレスブラックリストを構成して特定の地域からのアクセスを制限することも、特定の地域のユーザーにとって遅延を解消する方法ではありません。また、全てのユーザーに対してサービスを利用可能に保つためには慎重な構成が必要です。