AWS CLF　問題333-336：データベース

【正解】
B) Amazon DynamoDB

【解説】
ウェブアプリケーションの将来的な成長に備えてデータベースをスケーラブルに構築するためには、Amazon DynamoDBが最適な選択肢です。Amazon DynamoDBは、フルマネージドなNoSQLデータベースであり、高いスケーラビリティとパフォーマンスを提供します。

Amazon DynamoDBは、自動的にデータの読み取り容量と書き込み容量をスケールアップまたはスケールダウンさせることができます。これにより、アプリケーションの負荷に応じて容量を調整し、高いトラフィックでも遅延なく応答できるようになります。

また、Amazon DynamoDBはグローバルテーブルをサポートしており、世界中のユーザーに対して低レイテンシでサービスを提供することができます。さらに、Amazon DynamoDBは可用性と耐久性が高く、マルチAZ展開が可能です。

一方、Amazon RDSはリレーショナルデータベースであり、スケーラビリティがDynamoDBほど高くありません。Amazon Redshiftはデータウェアハウス向けのデータベースであり、ユースケースによっては適しているかもしれませんが、ウェブアプリケーションの成長に対してはDynamoDBよりも適しているとは限りません。Amazon Neptuneはグラフデータベースであり、ウェブアプリケーションの成長には関連性が低い場合があります。

したがって、ウェブアプリケーションの将来的な成長に備えてデータベースをスケーラブルに構築するためには、Amazon DynamoDBが最適な選択肢です。

【正解】
A) Amazon RDSのマルチAZ配置

【解説】
Amazon RDSのマルチAZ配置は高い可用性と耐障害性を提供します。マルチAZ配置では、プライマリデータベースと同期したセカンダリデータベースが別のアベイラビリティーゾーンに作成され、自動フェイルオーバーが行われます。この構成により、プライマリデータベースの障害や予定されたメンテナンス時でもアプリケーションの可用性が維持されます。単一インスタンス配置やリードレプリカは可用性が低く、耐障害性に欠ける場合があります。Amazon Redshiftの自動バックアップはデータの復旧に役立ちますが、可用性や耐障害性を向上させるものではありません。

【正解】
C) Amazon ElastiCache

【解説】
アプリケーションに高いメモリ容量と処理能力が必要な場合、最適な選択肢はC) Amazon ElastiCacheです。Amazon ElastiCacheは、フルマネージドなインメモリデータストアサービスであり、メモリを使用してデータを高速に処理します。

Amazon ElastiCacheは、主に以下の2つのデータベースエンジン、RedisとMemcachedをサポートしています。どちらも高速な読み書き処理を可能にし、大規模なデータセットを効率的にキャッシュして高速に応答できる特徴があります。

B) Amazon RDSのマルチAZ配置は、リードレプリカを提供することで高可用性を提供しますが、メモリ容量と処理能力に関してはAmazon ElastiCacheの方が優れています。Amazon RDSはリレーショナルデータベースであり、高い読み取りと書き込みの処理能力を必要とするアプリケーションには、Amazon ElastiCacheの方が適しています。

A) Amazon RDSのタイトなスケジュールは、Amazon RDSのリソースタイプに関連するスケジュールオプションを示していますが、高いメモリ容量と処理能力を提供するものではありません。

D) Amazon Neptuneのリードレプリカは、グラフデータベースのAmazon Neptuneのリードスケール機能を提供しますが、メモリ容量と処理能力に関してはAmazon ElastiCacheの方が適しています。

したがって、アプリケーションに高いメモリ容量と処理能力が必要な場合、最適な選択肢はC) Amazon ElastiCacheです。

【正解】
B) Redshift

【解説】
大量のデータを保存して分析を行いたい場合には、データベースサービスの選択が重要です。大量のデータを保存して分析を行いたい場合には、選択肢B) Redshiftが適しています。Redshiftはデータウェアハウスとして設計されており、カラムベースのストレージアーキテクチャを使用して大規模なデータセットの効率的な分析とクエリ処理を行うことに特化しています。以下は、各選択肢についての説明です。

A) RDS (Relational Database Service)
RDSは、AWSが提供するフルマネージド型のリレーショナルデータベースサービスです。RDSは主にトランザクション処理に適しており、リレーショナルデータベース（MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Serverなど）を使用するアプリケーションに適しています。しかし、大量のデータを保存して分析を行いたい場合には、リレーショナルデータベースは適切な選択とは言えません。分析クエリにおいてパフォーマンスの制約があることがあります。

B) Redshift
Redshiftは、AWSが提供するフルマネージド型のデータウェアハウスサービスです。Redshiftはカラムベースのストレージアーキテクチャを使用しており、大量のデータを高速に分析することに特化しています。OLAP（オンライン分析処理）ワークロードに適しており、膨大なデータを効率的に集計・分析することが可能です。したがって、大量のデータを保存して分析を行いたい場合には、Redshiftが適しています。

C) DynamoDB
DynamoDBは、AWSが提供するフルマネージド型のNoSQLデータベースサービスです。DynamoDBはキーバリューストアとして動作し、柔軟でスケーラブルなデータモデルを提供しますが、大量のデータを分析する用途には向いていません。分析クエリの柔軟性やパフォーマンスが、Redshiftほど高くはありません。

D) Neptune
Neptuneは、AWSが提供するフルマネージド型のグラフデータベースサービスです。関係性や接続性を重視するデータセットを扱う際に適していますが、大量の構造化データを効率的に分析するためのデータベースサービスとしては、Redshiftよりも適していません。