【正解】
D) コンテナの自動スケーリングとバランシング
【解説】
コンテナオーケストレーションは、複数のコンテナを自動的に管理し、効率的にデプロイ、スケーリング、フェイルオーバー、ローリングアップデートなどを実行する仕組みを指します。
A) コンテナイメージの作成と管理
コンテナイメージの作成と管理は、コンテナの実行環境で使用されるDockerイメージなどの作成と保存を指しますが、これはコンテナオーケストレーションそのものではありません。
B) コンテナの実行と監視
コンテナの実行と監視は、コンテナを起動し、その状態を監視するタスクを指しますが、これもコンテナオーケストレーション自体ではなく、コンテナランタイム(Dockerやcontainerdなど)によって行われる一般的なタスクです。
C) コンテナ間のネットワーキングと通信
コンテナ間のネットワーキングと通信は、コンテナ間での通信を可能にするネットワークの設定や管理を指しますが、これもコンテナオーケストレーションそのものではありません。
D) コンテナの自動スケーリングとバランシング
コンテナオーケストレーションは、コンテナの自動スケーリングとバランシングを含みます。これは、アプリケーションの負荷やトラフィックが増減した際に、必要に応じてコンテナの数を自動的に増減させることで、リソースの効率的な利用と高い可用性を実現する仕組みです。また、複数のコンテナをクラスター内で均等に分散させることで、負荷のバランスを取ることも行われます。
KubernetesやAmazon ECS(Elastic Container Service)、Docker Swarmなどが代表的なコンテナオーケストレーションプラットフォームの例です。これらのプラットフォームは、コンテナのデプロイと管理を自動化することで、アプリケーションの運用を効率化し、柔軟性とスケーラビリティを向上させます。