AWS CLF　問題273-276：EC2のAuto Scaling

【正解】
A) EC2インスタンスの起動と停止を自動的に管理するサービス

【解説】
Auto ScalingはEC2インスタンスの起動と停止を自動的に管理するAWSのサービスです。Auto Scalingでは、アプリケーションの需要に応じて自動的に必要な数のインスタンスを起動または停止し、リソースのスケーリングを効率的に行うことができます。

データベースのスケーリングを自動化するためには、別のAWSサービスであるRDSのAuto Scalingを使用する必要があります。ネットワークの負荷分散を自動的に管理するためには、別のAWSサービスであるELB（Elastic Load Balancing）を使用する必要があります。クラウドストレージの容量を自動的に調整するためには、別のAWSサービスであるS3のAuto Scalingを使用する必要があります。

したがって、EC2インスタンスの起動と停止を自動的に管理するためには、Auto Scalingが使用されます。

【正解】
A) Auto Scalingで管理されるEC2インスタンスの集合

【解説】
Auto Scalingグループは、Amazon Web Services (AWS) のサービスであり、自動的にEC2インスタンス（仮想サーバー）の数をスケーリングする機能を提供します。Auto Scalingグループは、指定された条件に基づいて、アプリケーションの負荷やトラフィックの変化に応じて、自動的にEC2インスタンスを増減させることができます。

具体的には、Auto Scalingグループは以下のような機能を持っています。

最小インスタンス数と最大インスタンス数を設定し、それらの範囲内でインスタンスの数を自動的に調整します。

CloudWatchなどの監視サービスを使用して、CPU利用率やネットワークトラフィックなどの指標を監視し、設定した閾値を超える場合にインスタンスを追加または削除します。

オートスケールポリシーを定義して、特定のアクションをトリガーにしてスケーリングを実行します（例：CPU利用率が80%を超えた場合にインスタンスを追加するなど）。

Auto Scalingグループにより、アプリケーションの負荷に合わせてインスタンスの数を自動的に調整することができ、過剰なコストをかけずに必要なリソースを確保することが可能となります。これにより、アプリケーションの可用性とパフォーマンスを向上させることができます。

【正解】
B) アプリケーションの負荷状況を監視し、インスタンスの数を自動的に増減するルールセット

【解説】
スケーリングポリシーは、Auto Scalingにおいてアプリケーションの負荷状況を監視し、インスタンスの数を自動的に増減させるためのルールセットです。スケーリングポリシーでは、CPU使用率、ネットワークトラフィック、メトリクスの閾値などの条件を設定し、それに基づいてインスタンスの追加や削減を行います。

Auto Scalingグループの起動設定を管理するルールセットを管理するためには、別のAWSサービスであるLaunch ConfigurationやLaunch Templateを使用する必要があります。

Auto Scalingグループのセキュリティグループを管理するためには、別のAWSサービスであるSecurity Groupsを使用する必要があります。ネットワークトラフィックを監視し、自動的にスケーリングするためには、Auto Scalingグループに対してスケーリングポリシーを設定する必要があります。

したがって、スケーリングポリシーはアプリケーションの負荷状況を監視し、インスタンスの数を自動的に増減するためのルールセットです。

【正解】
A) コスト削減と運用の効率化

【解説】
Auto Scalingの主なメリットは、コスト削減と運用の効率化です。Auto Scalingにより、アプリケーションの需要に合わせてインスタンスの数が自動的に増減するため、必要なリソースを最適化することができます。需要の変動に応じてインスタンスをスケーリングするため、過剰なリソースの使用を避け、コストを削減することができます。また、インスタンスの起動や停止などの運用作業も自動化されるため、運用の効率化も図ることができます。

セキュリティの向上と脆弱性の防止には、別のAWSサービスやセキュリティ対策が必要です。

データのバックアップと復元の簡素化には、別のAWSサービスやデータ管理の手法が必要です。

ネットワークトラフィックの最適化と高速化には、別のAWSサービスやネットワークの設計や最適化が必要です。

したがって、Auto Scalingのメリットはコスト削減と運用の効率化です。