AWS CLF 問題261-264:ボリュームタイプ

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ|完全無料&徹底解説

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AWS CLF 問題261-264:ボリュームタイプ

問題261:あるウェブアプリケーションでは、データベースの永続ストレージとして高いパフォーマンスが必要です。ワークロードはランダムな読み書きアクセスがあります。どのボリュームタイプが最適ですか?

A) Amazon EBS(Elastic Block Store)プロビジョンド IOPS SSD
B) Amazon EFS(Elastic File System)
C) Amazon S3(Simple Storage Service)
D) Amazon RDS(Relational Database Service)ストレージ

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【正解】
A) Amazon EBS(Elastic Block Store)プロビジョンド IOPS SSD

【解説】
データベースの永続ストレージとして高いパフォーマンスが必要で、ワークロードがランダムな読み書きアクセスを持つ場合、最適なボリュームタイプは「Amazon EBSプロビジョンド IOPS SSD」です。

B) Amazon EFS(Elastic File System)は、ファイル共有を可能にするネットワークファイルシステムであり、スケーラブルで複数のEC2インスタンスでファイルを共有できますが、データベースのようなランダムな読み書きアクセスを持つワークロードには、EFSよりも性能が向上する他の選択肢があります。

C) Amazon S3(Simple Storage Service)は、オブジェクトストレージサービスであり、高い耐久性を持つデータの保存に適していますが、ランダムな読み書きアクセスを必要とするデータベースのパフォーマンス要件には適していません。

D) Amazon RDS(Relational Database Service)ストレージは、AWSが提供するマネージドリレーショナルデータベースサービスの一部であり、データベースエンジン(MySQL、PostgreSQL、Oracleなど)のストレージですが、直接EC2インスタンスに適用するものではありません。

A) Amazon EBSプロビジョンド IOPS SSDは、高いパフォーマンスを提供するEBSボリュームの一種です。プロビジョンド IOPS SSDは、読み書きのランダムなアクセスをサポートするため、データベースのような要件に適しています。さらに、プロビジョンド IOPSは、I/O操作の予測可能性を高めることができ、ワークロードのパフォーマンスと安定性を向上させます。

したがって、データベースの永続ストレージとして高いパフォーマンスが必要で、ランダムな読み書きアクセスを持つワークロードに最適なボリュームタイプは、「Amazon EBSプロビジョンド IOPS SSD」です。

問題262:あるアナリティクスアプリケーションでは、大量のログデータを頻繁に書き込み、後から参照する必要があります。耐久性が重要ですが、低いレイテンシは要求されません。どのボリュームタイプが最適ですか?

A) Amazon EBS(Elastic Block Store)ボリューム
B) Amazon EFS(Elastic File System)
C) Amazon S3(Simple Storage Service)バケット
D) Amazon Glacier アーカイブ

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【正解】
C) Amazon S3(Simple Storage Service)バケット

【解説】
大量のログデータを頻繁に書き込み、後から参照する必要があり、耐久性が重要であるが、低いレイテンシは要求されない場合、最適なボリュームタイプは「Amazon S3バケット」です。

A) Amazon EBSボリュームは、ブロックレベルのストレージサービスであり、EC2インスタンスに永続的なブロックボリュームとしてアタッチするために使用されます。ログデータを頻繁に書き込む用途には適しているかもしれませんが、低いレイテンシが要求されないとの条件があるため、より耐久性とスケーラビリティに優れるS3が適しています。

B) Amazon EFSは、ファイル共有を可能にするネットワークファイルシステムであり、複数のEC2インスタンスでファイルを共有するために使用されます。低いレイテンシが要求されないとの条件があるため、ログデータの頻繁な書き込みに対しては不必要なオーバーヘッドが生じる可能性があります。

C) Amazon S3バケットは、オブジェクトストレージサービスであり、大量のデータを安全に保存し、後から参照するのに適しています。S3は耐久性が非常に高く、データの損失リスクが低いです。また、S3はスケーラブルであり、大量のログデータを扱うのに適しています。ログデータをアップロードして保存し、必要な場合に後から参照できるため、アナリティクスアプリケーションに適したストレージオプションとなります。

D) Amazon Glacierアーカイブは、耐久性が高く、低コストなデータアーカイブストレージです。しかし、アクセスには数時間から数日かかる低いレイテンシがあり、頻繁な読み取りが必要なアプリケーションには適していません。

したがって、大量のログデータを頻繁に書き込み、後から参照する必要があり、耐久性が重要で低いレイテンシが要求されない場合、最適なボリュームタイプは「Amazon S3バケット」です。

問題263:あるバックアップシステムでは、大容量のデータを定期的にバックアップし、長期間保存する必要があります。データへのアクセスはまれで、低いコストが重要です。どのボリュームタイプが最適ですか?

A) Amazon EBS(Elastic Block Store)ボリューム
B) Amazon EFS(Elastic File System)
C) Amazon S3(Simple Storage Service)バケット
D) Amazon Glacier アーカイブ

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【正解】
D) Amazon Glacier アーカイブ

【解説】
大容量のデータを定期的にバックアップし、長期間保存し、データへのアクセスがまれで低いコストが重要な場合、最適なボリュームタイプは「Amazon Glacierアーカイブ」です。

A) Amazon EBSボリュームは、ブロックレベルのストレージサービスであり、EC2インスタンスに永続的なブロックボリュームとしてアタッチするために使用されます。EBSは高いパフォーマンスと低いレイテンシが必要なワークロードに適していますが、低コストと長期保存が必要なバックアップシステムには向いていません。

B) Amazon EFSは、ファイル共有を可能にするネットワークファイルシステムであり、複数のEC2インスタンスでファイルを共有するために使用されます。EFSはスケーラブルで使いやすいですが、低コストの要件を満たすためにはAmazon Glacierよりも高い価格帯になる可能性があります。

C) Amazon S3バケットは、オブジェクトストレージサービスであり、大容量のデータを保存し、後から参照するのに適していますが、低いコストの要件にはAmazon Glacierよりも高く、長期保存にもGlacierほどコスト効率的ではありません。

D) Amazon Glacierアーカイブは、耐久性が高く、低コストなデータアーカイブストレージです。Glacierは、データへのアクセスがまれである場合や長期保存が必要な場合に最適な選択肢です。ただし、アクセスには数時間から数日かかる低いレイテンシがありますが、バックアップシステムのようにデータへのアクセスがまれな場合には重要ではないことがあります。

したがって、大容量のデータを定期的にバックアップし、長期間保存し、データへのアクセスがまれで低いコストが重要な場合、最適なボリュームタイプは「Amazon Glacierアーカイブ」です。

問題264:あるファイル共有システムでは、複数のEC2インスタンスで同時にマウントしてファイルにアクセスする必要があります。どのボリュームタイプが最適ですか?

A) Amazon EBS(Elastic Block Store)ボリューム
B) Amazon EFS(Elastic File System)
C) Amazon S3(Simple Storage Service)バケット
D) Amazon Glacier アーカイブ

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【正解】
B) Amazon EFS(Elastic File System)ボリューム

【解説】
複数のEC2インスタンスで同時にファイルにアクセスする必要がある場合、Amazon EFSのネットワークファイルシステムが最適です。Amazon EFSは複数のインスタンスでの共有ストレージとして使用でき、同時アクセスが可能です。Amazon EBSはブロックストレージであり、単一のEC2インスタンスにマウントされます。Amazon S3はオブジェクトストレージであり、直接EC2インスタンスからのマウントはサポートされていません。Amazon Glacierはアーカイブストレージであり、データへのアクセスに時間がかかるため、複数のインスタンスでの同時アクセスには適していません。