AWS CLF　問題1737-1740：Amazon Simple Storage Service

【正解】
C) S3 Glacier Flexible Retrieval

【解説】
S3 Glacier Flexible Retrieval（以前はGlacierと呼ばれていました）は、オブジェクトの取り出しに2つのモードを提供するS3のストレージクラスです。これらのモードは次の通りです:

・有料の迅速取り出しモード: オブジェクトの取り出しに数分かかりますが、高速で即座にデータにアクセスできます。このモードでは、高速取り出しに関連する費用がかかります。
・無料の大容量取り出しモード: オブジェクトの取り出しに5～12時間かかりますが、取り出しに関連する費用は非常に低く、大容量のデータアーカイブに適しています。

S3 Glacier Flexible Retrievalは、長期間データを保持するために使用されるストレージクラスであり、データの取り出しタイミングに応じて取り出しモードを選択できるため、費用対効果が高いです。

【正解】
D) S3 Glacier Deep Archive

【解説】
S3 Glacier Deep Archiveは、S3のストレージクラスの中でも最もコストが低く、長期保存用に設計されています。このストレージクラスは、データの取り出しに最大で12時間かかりますが、データの保存コストが非常に低いため、法的な要件などで長期間データを保持する必要がある場合に適しています。一般的に、このストレージクラスはデータをアーカイブし、ほとんど取り出すことのないデータの保持に使用されます。

【正解】
D) 多様なファイルの種類

【解説】
S3は多様なファイルの種類を保存できるオブジェクトストレージサービスです。テキストデータ、画像ファイル、動画ファイルなど、さまざまな種類のファイルをS3に保存することができます。そのため、S3はデータレイクとして利用する際に、さまざまなファイル形式のデータを一元管理するのに適しています。企業はこれらのデータをAIやデータ分析ツールなどを使用して価値ある情報に変換し、新たな洞察を得ることができます。

【正解】
A) ブロックパブリックアクセスはデフォルトでオフになっています。
C) ブロックパブリックアクセスをオンにすることがAWSより推奨されています。

【解説】
ブロックパブリックアクセスは、S3バケットおよびオブジェクトへのインターネットからのアクセスを制御するためのセキュリティ機能です。デフォルトでは、ブロックパブリックアクセスはオフになっており、バケットおよびオブジェクトはインターネット上で公開されていません。AWSはセキュリティを強化するため、ブロックパブリックアクセスをオンにすることを推奨しています。したがって、選択肢 A) と C) は正しい説明です。

選択肢 B) と D) は正しくありません。ブロックパブリックアクセスを有効にすると、バケットやオブジェクトはインターネット上で公開されなくなり、パブリックアクセスがブロックされます。したがって、ブロックパブリックアクセスを有効にすると、インターネットからのアクセスが制限されます。