AWS CLF 問題1657-1660:リージョンとAZ

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AWS CLF 問題1657-1660:リージョンとAZ

問題1657:AWSを利用する場所を選ぶ際に関する以下の説明のうち、正しいものを選んでください。

A) AWSサービスを動かす地域は選択できない。
B) AWSサービスは各地域内にある任意のデータセンターで動作する。
C) 障害対策として、複数のデータセンターでAWSサービスを動作させることは不可能。
D) ITサービス提供者は国や地域の特性を無視してリージョンを選べる。

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【正解】
B) AWSサービスは各地域内にある任意のデータセンターで動作する。

【解説】
A) AWSサービスを動かす地域は選択できます。AWSは複数のリージョンを提供し、それぞれのリージョン内に複数のデータセンター(アベイラビリティゾーン)があります。ITサービス提供者はリージョンを選んでAWSサービスを利用できます。
B) 正しい説明です。AWSサービスは各地域内にある複数のデータセンターで動作します。これにより、高可用性と耐障害性が確保されます。
C) 間違った説明です。障害対策として、AWSは複数のアベイラビリティゾーンを提供し、ITサービス提供者は複数のアベイラビリティゾーンを利用して冗長化を実現できます。
D) 間違った説明です。ITサービス提供者は国や地域の特性を考慮してリージョンを選ぶべきです。特定のリージョンを選ぶことは、ユーザーとの距離、法的要件、コストなどを考慮する必要があります。

問題1658:以下のうち、リージョンとは何かを説明している説明文のうち、正しいものを選んでください。(2つ選択)

A) リージョンはAWSサービスを動かすことができる世界中のデータセンターのこと。
B) リージョンは特定の国や地域にのみ存在し、他の地域と通信できない。
C) 世界には30以上のリージョンがあり、各国に少なくとも1つのリージョンがある。
D) リージョン名は地域名とリージョン内のデータセンターの連番から命名される。

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【正解】
A) リージョンはAWSサービスを動かすことができる世界中のデータセンターのこと。
D) リージョン名は地域名とリージョン内のデータセンターの連番から命名される。

【解説】
A) この説明は正しいです。AWSのリージョンは、AWSサービスを提供するために設けられた世界中のデータセンターを指します。各リージョン内には複数のアベイラビリティゾーン(AZ)が存在し、ユーザーはこれらのAZを利用して高可用性と耐障害性を確保できます。

B) この説明は誤っています。リージョンは特定の国や地域にのみ存在せず、世界中に複数のリージョンがあります。さらに、リージョン間で通信が可能です。

C) この説明は正確ではありません。2021年9月時点では、30以上のAWSリージョンが存在し、各国に必ずしもリージョンが存在するわけではありません。一部の国や地域には複数のリージョンがあります。

D) この説明は正しいです。リージョン名は一般的に「地域名-地域内のリージョンの連番」という規則に従って命名されます。たとえば、東京リージョンの地域名は「アジア太平洋沿岸部(北東)」の英語表記である「Asia Pacific Northeast」からap-northeastと命名されています。このように、リージョン名には地域名とそのリージョンが存在する方向や位置に関する情報が含まれます。

問題1659:以下のうち、AZ(アベイラビリティゾーン)に関する説明文のうち、正しいものを選んでください。

A) AZはAWSサービスを提供するためのデータセンターが存在する国を指す。
B) 各AZは地理的に離れた場所に配置されており、障害が発生した場合でも他のAZに影響を与えないようになっている。
C) 日本には大阪リージョンに4つのAZがあり、東京リージョンに3つのAZがある。
D) AZを選ぶ際、異なるAZ同士で通信が難しいため、同じAZを選ぶことが推奨されている。

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【正解】
B) 各AZは地理的に離れた場所に配置されており、障害が発生した場合でも他のAZに影響を与えないようになっている。

【解説】
A) この説明は誤っています。AZ(アベイラビリティゾーン)はAWSのデータセンターのことを指しますが、特定の国を指すものではありません。AZは一つのリージョン内に存在し、地理的に分散配置されています。

B) この説明は正しいです。各AZは地理的に離れた場所に配置されており、異なる電源、ネットワーク、冷却システムなどを持っています。これにより、1つのAZで障害が発生しても他のAZには影響を与えないようになっています。これは高可用性と耐障害性を提供するための重要な要素です。

C) この説明は誤っています。日本の東京リージョンには4つのAZがあり、大阪リージョンには3つのAZが存在します。正確な情報はAWSの公式ドキュメントで確認できます。※2023年10月時点

D) この説明は誤っています。AZ内での通信は通常容易であり、AZ間での通信も可能です。異なるAZを選ぶことは、高可用性と耐障害性を向上させるために推奨されます。異なるAZに分散配置することで、1つのAZに障害が発生してもシステム全体が継続して稼働できます。

問題1660:以下のうち、AWSのクラウドの利点に関する説明文のうち、正しいものを選んでください。

A) AWSはインフラストラクチャの保護に責任を負い、アプリケーションの保護はITサービス提供者の責任である。
B) AWSを利用すると、必ず費用を節約できる。
C) AWSを利用すると、アプリケーション開発にかかる費用が高額になる。
D) AWSは24時間・365日、高頻度でアクセスが発生するアプリケーションの本番運用には向かない。

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【正解】
A) AWSはインフラストラクチャの保護に責任を負い、アプリケーションの保護はITサービス提供者の責任である。

【解説】
A) 正しい説明です。AWSは「責任共有モデル」を採用しており、インフラストラクチャの物理的なセキュリティに関する責任を負っています。しかし、アプリケーションレベルのセキュリティはITサービス提供者の責任であり、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。

B) 間違った説明です。AWSを利用することで、費用を節約できる場合もありますが、必ずしもすべての場合で費用削減が得られるわけではありません。コストは利用量やサービスの種類に依存します。

C) 間違った説明です。AWSを利用することで、アプリケーション開発にかかる費用は高額になることはありません。むしろ、必要なリソースを効率的に提供できるため、コストを削減できる場合があります。

D) 間違った説明です。AWSは24時間・365日、高頻度でアクセスが発生するアプリケーションの本番運用にも対応できます。ただし、適切な設計と管理が必要です。