AWS CLF 問題1521-1524:Amazon EC2 Auto Scaling

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AWS CLF 問題1521-1524:Amazon EC2 Auto Scaling

問題1521:Auto Scalingグループの配置場所と台数を設定するために使用されるものは何ですか?

A) 起動テンプレート
B) Auto Scalingグループ
C) インスタンスプロファイル
D) インスタンスストア

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【正解】
B) Auto Scalingグループ

【解説】
Auto Scalingグループは、Auto Scalingで使用されるEC2インスタンスの配置場所と台数を設定するための主要な要素です。Auto Scalingグループでは、以下の情報を設定できます。

配置場所: Auto ScalingグループをどのAmazon Virtual Private Cloud (VPC) 内のサブネットに配置するかを指定できます。これにより、インスタンスがどのネットワークに属し、どのセキュリティ設定が適用されるかが制御されます。

台数: Auto Scalingグループの設定で、最小値、最大値、希望する容量を指定します。最小値は常に起動するインスタンスの最小数であり、最大値はAuto Scalingがスケーリングできる上限を表します。希望する容量は通常、現在のインスタンス数を表し、Auto Scalingはこれを維持しようとします。

起動テンプレート(選択肢A)は、Auto Scalingグループで自動的に起動されるインスタンスの詳細設定(AMI、インスタンスタイプ、キーペア、セキュリティグループなど)を指定するために使用されますが、配置場所と台数を設定する役割はAuto Scalingグループにあります。

C) の「インスタンスプロファイル」と D) の「インスタンスストア」はAuto Scalingグループの配置場所と台数を設定するための要素ではありません。インスタンスプロファイルはIAMロールに関連しており、インスタンスがAWSリソースにアクセスする権限を制御します。インスタンスストアは一時的なブロックデバイスのストレージを指します。

問題1522:Auto Scalingグループが使用するスケーリングポリシーの一つで、1つのメトリクスに対して1つのしきい値を設定する方法は何ですか?

A) シンプルスケーリング
B) ステップスケーリング
C) ターゲット追跡スケーリング
D) マニュアルスケーリング

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【正解】
A) シンプルスケーリング

【解説】
シンプルスケーリングは、Auto Scalingで使用されるスケーリングポリシーの一つで、1つのメトリクスに対して1つのしきい値を設定する方法です。具体的な例として、CPU使用率が80%を超えたらインスタンスを1つ追加する、などが考えられます。この場合、CPU使用率が80%を超えたときにしきい値を超え、スケーリングアクションがトリガーされ、新しいインスタンスが起動します。

ステップスケーリング(選択肢B)では、1つのメトリクスに対して複数のしきい値を設定し、それぞれのしきい値に対して異なるスケーリングアクションを定義することができます。

ターゲット追跡スケーリング(選択肢C)では、特定のターゲット値(通常はメトリクスの目標値)を維持するようにAuto Scalingがインスタンス数を調整します。

マニュアルスケーリング(選択肢D)は、手動でインスタンスの数を変更する方法であり、しきい値に基づいて自動的にスケーリングアクションを実行するものではありません。

問題1523:ウォームアップの機能は、どのような変化に対して有効ですか?

A) 過去のメトリクスをもとに今後の変化を予測するため
B) 複数のしきい値を短時間でまたぐ変化に対して
C) インスタンスのセキュリティを強化するため
D) インスタンスの起動時間を短縮するため

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【正解】
B) 複数のしきい値を短時間でまたぐ変化に対して

【解説】
ウォームアップの機能は、複数のしきい値を短時間でまたぐような変化に対して有効です。これにより、意図しない挙動を抑えることができます。

問題1524:Auto Scalingのスケーリングポリシーには、大きく何種類のスケーリング方法がありますか?

A) 2種類
B) 3種類
C) 4種類
D) 5種類

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【正解】
C) 4種類

【解説】
Auto Scalingのスケーリングポリシーには以下の4つの主要なスケーリング方法があります。

・シンプルスケーリング(Simple Scaling): 1つのメトリクスに対して1つのしきい値を設定し、そのメトリクスがしきい値を超えるか未満かに応じてインスタンスの数を増減させる方法です。

・ステップスケーリング(Step Scaling): 1つのメトリクスに対して複数のしきい値を設定し、各しきい値ごとに異なる数のインスタンスを増減させる方法です。メトリクスがしきい値を超えた場合、該当するステップに従ってインスタンス数が変化します。

・ターゲット追跡スケーリング(Target Tracking Scaling): ターゲット値を設定し、そのターゲット値に向かってメトリクスを自動的に調整する方法です。ターゲット値に対して指定したメトリクスがどれだけ遠いかに応じてインスタンス数を調整します。

・予測スケーリング(Predictive Scaling): 過去のメトリクスデータを基に将来の負荷変動を予測し、それに基づいてスケーリングを行う方法です。予測モデルに基づいてインスタンス数を調整し、予測されるトラフィックに対応します。

これらのスケーリング方法を使用して、Auto Scalingはアプリケーションの負荷に応じて自動的にリソースを調整できます。