AWS CLF 問題1517-1520:Amazon EC2 Auto Scaling

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AWS CLF 問題1517-1520:Amazon EC2 Auto Scaling

問題1517:ウォームアップの機能は何を防ぐために使用されますか?

A) インスタンスのセキュリティ侵害を防ぐため
B) 複数のしきい値を短時間でまたぐような変化で意図しないインスタンスの起動を防ぐため
C) インスタンスのスケーリングを防ぐため
D) インスタンスの冷却時間を防ぐため

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【正解】
B) 複数のしきい値を短時間でまたぐような変化で意図しないインスタンスの起動を防ぐため

【解説】
ウォームアップの機能は、動的なスケーリングにおいて複数のしきい値を短時間でまたぐような変化に対処するために使用されます。例えば、ステップスケーリングにおいて、CPU使用率などのメトリクスが短時間で80%を超えて90%を超えた場合、インスタンスの台数が意図しないように急増することを防ぐために、ウォームアップが設定されます。

ウォームアップは、複数のしきい値をまたぐ変化に対処する際に、インスタンスの起動数を制御し、過剰なインスタンスの起動を防ぎます。このようにして、スケーリングの制御をより精密に行い、無駄なリソースの消費を抑える役割を果たします。他の A)、C)、D)はウォームアップの主な目的ではありません。

問題1518:Auto Scalingで使用されるスケーリングポリシーの種類には、どのようなものが含まれますか?

A) シンプルスケーリング、ステップスケーリング、ターゲット追跡スケーリング
B) マニュアルスケーリング、スケジュールされたスケーリング、静的スケーリング
C) ダイナミックスケーリング、フィードフォワードスケーリング、リバーススケーリング
D) インクリメンタルスケーリング、リソースベーススケーリング、イベントドリブンスケーリング

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【正解】
A) シンプルスケーリング、ステップスケーリング、ターゲット追跡スケーリング

【解説】
Auto Scalingで使用されるスケーリングポリシーの主要な種類には、以下の3つが含まれます。

・シンプルスケーリング(Simple Scaling): 1つのメトリクスに対して1つのしきい値を設定し、そのしきい値を超えた場合にインスタンスの数を増減させる方法です。例えば、CPU使用率が80%を超えたらインスタンスを1つ追加といった設定が可能です。

・ステップスケーリング(Step Scaling): 1つのメトリクスに対して複数のしきい値を設定し、それぞれのしきい値ごとに異なるスケーリングアクションを実行する方法です。例えば、CPU使用率が80%を超えたら1つのインスタンスを追加し、90%を超えたら2つのインスタンスを追加といった段階的なスケーリングが可能です。

・ターゲット追跡スケーリング(Target Tracking Scaling): 希望するメトリクスのターゲット値を設定し、Auto Scalingがそのターゲット値に合わせてインスタンス数を調整する方法です。例えば、CPU使用率を50%に保つように設定すると、Auto ScalingはCPU使用率がそれに近づくように必要なインスタンス数を増減させます。

A) に含まれるのはこれらの主要なスケーリングポリシーの種類です。B)、C)、D) に挙げられたスケーリングポリシーは実際には存在しないものが含まれています。

問題1519:Auto Scalingグループで最小値と最大値を同じ値に設定することの利点は何ですか?

A) システムの負荷を制御しやすくなる。
B) インスタンスの起動時間を短縮できる。
C) システムの可用性を向上させる。
D) インスタンスの冷却時間を減少させる。

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【正解】
C) システムの可用性を向上させる。

【解説】
Auto Scalingグループで最小値と最大値を同じ値に設定することは、システムの可用性を向上させる主要な利点の1つです。この設定により、常に指定された数のEC2インスタンスが稼働し続けます。
最小値と最大値を同じ値に設定する場合、以下のような利点があります。

・システムの可用性向上: 常に一定数のインスタンスが実行されているため、システムが予測不能なトラフィックの増加に対応でき、高い可用性を維持できます。システムが障害や負荷の増加に対して迅速に対応できるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

・障害への耐性向上: インスタンスが障害によって停止した場合、Auto Scalingは自動的に新しいインスタンスを起動して設定された台数を維持します。これにより、システムの耐障害性が向上し、サービスの停止時間を最小限に抑えることができます。

・スケーリングの単純化: 最小値と最大値が同じであれば、スケーリングポリシーやスケジュールに関する設定が簡略化されます。特定のトラフィックパターンに対応するために手動でスケーリングしなくても、Auto Scalingが必要な数のインスタンスを維持します。

A)、B)、D) は、最小値と最大値を同じ値に設定した場合の利点には直接関連しておらず、正しい答えではありません。

問題1520:Auto Scalingの起動テンプレートは何を定義するために使用されますか?

A) インスタンスの冷却時間を設定するため
B) インスタンスのAMI、インスタンスタイプ、セキュリティグループなどの詳細情報を設定するため
C) インスタンスのスケーリングポリシーを設定するため
D) インスタンスのバックアップを設定するため

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【正解】
B) インスタンスのAMI、インスタンスタイプ、セキュリティグループなどの詳細情報を設定するため

【解説】
Auto Scalingの起動テンプレートは、インスタンスの詳細情報を設定するために使用されます。これにはAMI、インスタンスタイプ、キーペア、セキュリティグループなどが含まれます。