AWS CLF 問題1485-1488:Amazon RDS

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AWS CLF 問題1485-1488:Amazon RDS

問題1485:Amazon RDSの可用性に関する説明から、以下の記述の中で正しいものはどれですか?

A) シングルAZ構成は、障害が発生しても自動的にフェイルオーバーして別のシステムに切り替わります。
B) マルチAZ構成は、プライマリとセカンダリのデータベースを同じAZに配置します。
C) マルチAZ構成は、システムの可用性を向上させるために使用され、障害が発生した場合に別のAZに自動的に切り替えます。
D) シングルAZ構成は高可用性と耐障害性を提供するために推奨されています。

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【正解】
C) マルチAZ構成は、システムの可用性を向上させるために使用され、障害が発生した場合に別のAZに自動的に切り替えます。

【解説】
A) シングルAZ構成は、データベースが単一のアベイラビリティゾーン(AZ)に存在し、障害が発生した場合に自動的にフェイルオーバーできません。そのため、高可用性と耐障害性が制限されます。
B) マルチAZ構成がプライマリとセカンダリを同じAZに配置することはありません。セカンダリは別のAZに配置され、冗長性が確保されます。
C) マルチAZ構成は、プライマリデータベースを1つのAZに配置し、セカンダリデータベースを別のAZに配置します。これにより、システムの可用性が向上し、障害が発生した場合に自動的にセカンダリAZに切り替えられます。したがって、可用性が高い構成です。
D) マルチAZ構成は高可用性と耐障害性を向上させるために推奨されています。

問題1486:Amazon RDSのリードレプリカに関する説明から、以下の記述の中で正しいものはどれですか?

A) リードレプリカは常にプライマリデータベースと同じAZに配置されます。
B) リードレプリカはプライマリデータベースの負荷を軽減し、読み取り操作を分散させるために使用されます。
C) リードレプリカはプライマリデータベースと同期的なデータコピーを提供し、常に最新の情報を提供します。
D) リードレプリカはプライマリデータベースと共有ストレージを使用し、ディスク障害に対する冗長性を提供します。

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【正解】
B) リードレプリカはプライマリデータベースの負荷を軽減し、読み取り操作を分散させるために使用されます。 です。

【解説】
リードレプリカはプライマリデータベースからデータを非同期的にコピーし、読み取り専用のデータベースとして使用されます。これにより、プライマリデータベースの負荷を軽減し、読み取り操作を分散させることができます。また、リードレプリカは非同期的なデータコピーを提供し、常に最新の情報を提供する必要はありません。データの同期は遅れることがあります。

問題1487:Amazon RDSでデータベースインスタンスを作成する際、DBインスタンスを配置するサブネットを指定することが必要です。以下の選択肢から、正しいサブネットの指定に関する記述を選んでください。

A) サブネットは選べません。AWSは自動的に適切なサブネットを選択します。
B) サブネットは自由に選択でき、どのサブネットでも問題ありません。
C) 複数のサブネットを選択することができ、可用性の向上のためにマルチAZ構成できます。
D) データベースインスタンスは必ずパブリックサブネットに配置する必要があります。

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【正解】
C) 複数のサブネットを選択することができ、可用性の向上のためにマルチAZ構成できます。

【解説】
Amazon RDSでは、データベースインスタンスを配置するためにVPC(Virtual Private Cloud)内のサブネットを選択することが必要です。正しいサブネットの選択はデータベースの可用性とセキュリティに影響を与えます。

A) は誤りです。AWSは通常、自動的にサブネットを選択しません。デフォルトの設定では、手動でサブネットを指定する必要があります。
B) も誤りです。サブネットの選択は慎重に行う必要があり、データベースインスタンスを適切なサブネットに配置することが重要です。
C) が正解です。Amazon RDSはマルチAZ(Multi-Availability Zone)構成をサポートしており、これによりデータベースの可用性を向上させることができます。マルチAZ構成では、プライマリデータベースインスタンスとセカンダリデータベースインスタンスが異なる可用性ゾーンに配置され、障害発生時に自動的にフェイルオーバーが行われます。
D) は誤りです。データベースインスタンスの配置は、セキュリティ要件やネットワーク要件に応じて慎重に決定する必要があり、必ずしもパブリックサブネットに配置する必要はありません。サブネットの選択は、データベースのアクセス制御やセキュリティグループの設定とも関連します。

問題1488:Amazon RDSの障害発生時の接続先に関する説明から、以下の記述の中で正しいものはどれですか?

A) プライマリインスタンスに障害が起きたときは、エンドポイントに紐づくIPアドレスを手動で変更する必要があります。
B) プライマリインスタンスに障害が起きたときは、AWSが自動でスタンバイインスタンスのIPアドレスに変更します。
C) リードレプリカを作成すると、プライマリインスタンスのエンドポイントが変更されます。
D) マルチAZ構成を有効にすると、エンドポイントが動的に変更されます。

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【正解】
B) プライマリインスタンスに障害が起きたときは、AWSが自動でスタンバイインスタンスのIPアドレスに変更します。

【解説】
Amazon RDSのマルチAZ構成を利用すると、プライマリデータベースとスタンバイデータベース(セカンダリ)が異なるアベイラビリティゾーン(AZ)に配置されます。
プライマリインスタンスに障害が発生した場合、AWSは自動的にフェイルオーバーを実行し、スタンバイインスタンスが新しいプライマリとして機能します。このフェイルオーバーに伴い、エンドポイントに紐づくIPアドレスをAWSが自動でスタンバイインスタンスのIPアドレスに変更します。そのため、クライアントは手動でIPアドレスを変更する必要はありません。
マルチAZ構成を利用しない場合(シングルAZ構成)、エンドポイントは動的に変更されず、プライマリインスタンスの障害が発生した場合、手動で変更する必要があります。しかし、マルチAZ構成を使用することで、この手間を省くことができます。