AWS CLF　問題141-144：グローバルサービスとリージョンサービス

【正解】
A) 特定の地理的な地域に限定されず、世界中のすべてのユーザーに提供されるサービス。

【解説】
AWSのグローバルサービスとは、特定の地理的な地域に限定されず、世界中のすべてのユーザーに提供されるサービスのことを指します。AWSは世界中に複数のリージョンを持ち、各リージョンには複数のアベイラビリティゾーンが存在しますが、一部のサービスは特定のリージョンに限定されているものもあります。

一方で、グローバルサービスはAWSアカウントを持つすべてのユーザーに利用可能であり、AWSのインフラストラクチャ全体にわたって一貫したサービスとして提供されます。例えば、Amazon S3やAmazon CloudFront、AWS Identity and Access Management（IAM）などはグローバルサービスであり、どのリージョンでも利用できます。

したがって、選択肢 A が正解です。

【正解】
B) Amazon S3 (Simple Storage Service)

【解説】
Amazon S3は、AWSのグローバルサービスであり、世界中のすべてのAWSリージョンで提供されています。Amazon S3はシンプルでスケーラブルなオブジェクトストレージサービスであり、データの保存、取得、管理を容易に行うことができます。また、高い可用性と耐久性を持つため、重要なデータのバックアップやアーカイブ、静的ウェブホスティングなど幅広い用途で利用されています。

一方で、Amazon EC2 (Elastic Compute Cloud)、Amazon RDS (Relational Database Service)、Amazon VPC (Virtual Private Cloud)は、AWSのリージョン内で提供されるサービスであり、グローバルサービスではありません。これらのサービスはAWSのリージョンごとに独立して提供されており、利用するには特定のリージョンを選択する必要があります。

【正解】
B) 特定の国または地域にのみ提供されるサービス。

【解説】
AWSのリージョンサービスとは、特定の国または地域にのみ提供されるサービスのことを指します。AWSは世界中に複数のリージョンを持ち、各リージョンは複数のアベイラビリティゾーンで構成されています。リージョンは物理的に独立した地域であり、AWSのインフラストラクチャとサービスが配置されています。一部のサービスは特定のリージョンに限定されており、その地域のユーザーに対して提供されます。

【正解】
C) リージョンによってデータの複製と冗長性を確保できるため。

【解説】
AWSのリージョンはデータの複製と冗長性を確保するために重要です。AWSは複数のリージョンを持ち、それぞれのリージョン内には複数のアベイラビリティゾーンが存在します。リージョン内のアベイラビリティゾーンは物理的に異なるデータセンターで構成されており、それぞれ独立した電力、ネットワーク、冷却設備を持っています。

データをリージョン内の複数のアベイラビリティゾーンに分散することで、1つのゾーンに障害が発生しても他のゾーンでシステムを稼働させることができます。また、AWSはリージョン間でデータの複製と同期を行うことで、異なるリージョン間でのデータの冗長性と耐障害性を確保しています。これにより、災害や障害が発生した場合でもデータの安全性を保ちながらサービスを継続することが可能となります。