AWS CLF　問題005-008：S3

【正解】
A) ペタバイト級のデータを格納できる。
D) ユニバーサルなストレージサービスとして使われる。

【解説】
A) ペタバイト級のデータを格納できる。
Amazon S3は非常にスケーラブルであり、ペタバイト（1ペタバイト＝1,024テラバイト）単位の大容量データを格納することができます。これは、大規模なデータストレージニーズを持つ組織やプロジェクトにとって非常に重要です。

D) ユニバーサルなストレージサービスとして使われる。
Amazon S3は、さまざまなアプリケーションやサービスで広く使用されており、一般的なストレージニーズに適しています。データバックアップ、ウェブホスティング、データアーカイブ、ビッグデータ分析、コンテンツデリバリーなど、さまざまな用途に適したユニバーサルなストレージサービスです。

B) インメモリデータベースとして使用できる。
Amazon S3はオブジェクトストレージサービスであり、データを取得する際に通常はディスクから読み取ります。インメモリデータベースは、主記憶（RAM）内にデータを保持し、高速なアクセスを提供するもので、S3はそれとは異なります。

C) 間欠的なデータアクセスしかサポートしていない。
これは誤りです。Amazon S3は、データへの頻繁なアクセスや連続的なデータアクセスにも対応しており、高い可用性と低遅延のデータアクセスを提供します。したがって、間欠的（物事が定期的に起きては止まる様子）なデータアクセスに限定されているわけではありません。

【正解】
A) 高い耐久性と可用性を持つ。
D) データのセキュリティを提供する。

【解説】
A) 高い耐久性と可用性を持つ。
Amazon S3は高いデータ耐久性を提供します。データは複数の物理的な場所に分散保存され、データの損失や障害に対する耐久性が高いです。また、S3は高可用性のストレージサービスであり、ほぼ常時利用可能な状態でデータにアクセスできることが保証されています。

D) データのセキュリティを提供する。
Amazon S3は多くのセキュリティ機能を提供し、データのセキュリティを強化します。これにはデータの暗号化、アクセス制御、バケットポリシー、アクセスログなどが含まれます。これらのセキュリティ機能により、データの保護とプライバシーが確保されます。

B) クラウド上での仮想サーバーの展開に特化している。
これはAmazon EC2（Elastic Compute Cloud）などの仮想サーバーを展開するためのAWSサービスに関連していますが、S3は主にオブジェクトストレージサービスであり、仮想サーバーの展開に特化しているわけではありません。

C) ストレージ容量に制限がある。
Amazon S3は非常にスケーラブルなストレージサービスであり、ストレージ容量に特定の制限はありません。ユーザーは必要に応じてデータを追加し、容量を増減させることができます。

【正解】
B) バケットと呼ばれるデータの論理的なコンテナを使用する。
C) 静的なウェブページとして利用される。

【解説】
B) バケットと呼ばれるデータの論理的なコンテナを使用する。
Amazon S3はデータをバケットと呼ばれる論理的なコンテナに格納します。バケットは一意の名前を持ち、その中にオブジェクト（ファイルやデータ）を保存できます。バケットはデータの整理とアクセスの単位となります。

C) 静的なウェブページとして利用される。
Amazon S3は静的なウェブホスティングに使用できます。バケット内にHTML、CSS、JavaScriptなどのウェブページファイルをアップロードし、S3のURLを使用してウェブサイトとして公開できます。これにより、簡単に静的なウェブコンテンツをホスティングすることができます。

A) データのストレージにSSDのみを使用している。
これは誤りです。Amazon S3は標準的なHDD（ハードディスクドライブ）と、一部のストレージクラスでSSD（ソリッドステートドライブ）を使用しています。異なるストレージクラスを選択することで、コストとパフォーマンスのバランスを調整できます。

D) インターネット接続がなくても利用できる。
これは誤りです。Amazon S3はクラウドベースのストレージサービスであり、データのアップロード、ダウンロード、アクセスにはインターネット接続が必要です。インターネット接続がない場合、S3にアクセスできません。

【正解】
A) データの整合性を保証する。
D) インフラストラクチャの自動スケーリングが可能。

【解説】
A) データの整合性を保証する。
Amazon S3はデータの整合性を高い水準で保証します。データをアップロードしたり、保存したりする際に、S3はデータに対するチェックサムを計算し、データの改ざんや損失を検出するためのメカニズムを提供します。これにより、データの信頼性が確保されます。

D) インフラストラクチャの自動スケーリングが可能。
Amazon S3はクラウドベースのストレージサービスであり、必要に応じて自動的にスケーリングできます。ユーザーはストレージ容量を迅速に拡張したり、必要なリソースを自動的に割り当てたりできます。これにより、急激なトラフィックの変動に対応したり、ストレージの需要に合わせてリソースを調整したりできます。

B) EC2のストレージとして利用できない。
これは誤りです。Amazon S3は独立したオブジェクトストレージサービスであるため、Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）と連携して利用することが可能です。EC2インスタンスからS3にデータをアップロードしたり、S3からデータをダウンロードしたりすることができます。 S3はEC2のストレージとしても使用され、データのバックアップ、共有、スケーラビリティの向上などに役立ちます。

C) データの総量とオブジェクトの数に制限がある。
これは誤りです。Amazon S3は非常に大容量のデータを保存でき、オブジェクトの数にも明示的な制限はありません。非常に多くのオブジェクトを格納し、ペタバイト級のデータを保存することが可能です。