AWS SAA　問題433-436：Amazon Route 53

【正解】
C) レイテンシーベースルーティング

【解説】
Amazon Route 53 のレイテンシーベースルーティングは、複数の AWS リージョンにリソースがある場合に、トラフィックを最も小さいレイテンシーのリージョンにルーティングするために使用されます。このルーティング方式は、ユーザーからのリクエストを AWS エンドポイント（EC2 インスタンス、Elastic IP アドレス、ロードバランサーなど）のうち、レスポンスが最速のものにルーティングします。各リージョンのパフォーマンス実測値に基づいて、ユーザーのリクエストを処理する最適なリージョンにルーティングされます。

シンプルルーティングは、単純なラウンドロビン方式で、加重ラウンドロビンルーティングは異なる応答が提供される頻度を重みで調整するルーティング方式です。位置情報ルーティングはユーザーの地理的な場所に基づいてトラフィックを処理するために使用されます。

【正解】
C) 複数値回答ルーティング

【解説】
Amazon Route 53 の複数値回答ルーティングは、ウェブサーバーや他の複数のリソースにトラフィックをほぼランダムにルーティングするために使用されます。このルーティングオプションでは、1つのリソースごとに複数の回答レコードを作成できます。各レコードは異なる IP アドレスやリソースの場所を指すことができます。これにより、DNS クエリごとに異なる回答が返され、トラフィックが複数のリソースに分散されます。特定のリソースが利用できなくなった場合でも、クライアントソフトウェアは別の IP アドレスを試すことができ、可用性の向上に役立ちます。

シンプルルーティング(ラウンドロビン) は、参加しているすべてのリソース間で均等にトラフィックを分散します。レイテンシーベースルーティングは、最も小さいレイテンシーを持つリソースにトラフィックをルーティングします。フェイルオーバールーティングは、アクティブ/パッシブフェイルオーバーを設定するために使用されます。

【正解】
C) フェイルオーバールーティング

【解説】
Amazon Route 53 のフェイルオーバールーティングは、ウェブサイトの停止を検出して、アプリケーションが正常に動作している代替ロケーションにユーザーをリダイレクトするために使用されます。このルーティングオプションでは、アクティブ/パッシブフェイルオーバーを設定します。Route 53 のヘルスチェックエージェントを使用して、アプリケーションの各ロケーション/エンドポイントをモニタリングし、正常性を判定します。もしアクティブなロケーションが停止した場合、Route 53 は自動的に代替のロケーションにトラフィックをリダイレクトします。これにより、アプリケーションの可用性が向上し、ユーザーに影響を与えることなく運用を継続することができます。

シンプルルーティングは、参加しているすべてのリソース間で均等にトラフィックを分散します。レイテンシーベースルーティングは、最も小さいレイテンシーを持つリソースにトラフィックをルーティングします。位置情報ルーティングは、ユーザーの地理的な場所に基づいてトラフィックを処理するために使用されます。

【正解】
B) レコードセット

【解説】
Amazon Route 53 のレコードセットは、ドメイン名とそれに対応するIPアドレスやその他の情報を関連付けるための役割を果たします。レコードセットは、DNS名前解決の際にどのドメイン名がどのIPアドレスに変換されるかを示す重要な情報です。

A) ヘルスチェックエージェントは、Route 53 のヘルスチェックを行い、エンドポイントの正常性を監視するために使用されます。
C) ルーティングポリシーは、トラフィックをどのエンドポイントにルーティングするかを制御するために使用されます。
D) ルートテーブルは、ネットワークルーティングに関連する情報を含むテーブルであり、IPパケットの転送先を指定しますが、Amazon Route 53 とは直接関係ありません。

Amazon Route 53 のレコードセットは、DNS名前解決を実現するための基本的な要素であり、ドメイン名とIPアドレスの対応を提供します。