AWS SAA　問題421-424：Elastic Load Balancing

【正解】
B) 稼働率99.99%、年間最大ダウンタイム52.6分、1日あたりのダウンタイム8.6秒

【解説】
可用性の高いシステムを実現するためには、できるだけ高い稼働率と少ないダウンタイムを目指す必要があります。B) は稼働率が高く、年間最大ダウンタイムと1日あたりのダウンタイムが非常に少ないため、可用性の高いシステムを実現するために適しています。

【正解】
D) 正常なターゲットにのみトラフィックを送信し、ヘルスチェックを行う。

【解説】
Elastic Load Balancing (ELB) は正常なターゲットにのみトラフィックを送信し、ヘルスチェックを行うことで可用性の向上と安定した負荷分散を実現します。選択肢 A) は誤りです。ELB はセキュリティを強化するために SSL/TLS を使用し、通信をセキュアに保ちますが、HTTP を使用しないわけではありません。選択肢 B) と C) は誤りです。Application Load Balancer は OSI モデルレイヤー 7 で動作し、リクエストの内容に基づいてトラフィックをルーティングします。Network Load Balancer は OSI モデルレイヤー 4 で動作し、TCP や UDP トラフィックの負荷分散に使用されます。

【正解】
D) 1つのAWSリージョンで2つ以上のアベイラビリティーゾーンを使用するメリットがある。

【解説】
高可用性アプリケーションを構築するためのベストプラクティスに関して、選択肢 D) が正しい説明です。1つの AWS リージョンで複数のアベイラビリティーゾーンを使用することで、アプリケーションの可用性が向上します。各アベイラビリティーゾーンは物理的に独立したデータセンターのようなものであり、障害が1つのゾーンに影響を及ぼしても他のゾーンは稼働し続けることができます。この設計は耐障害性を高めるための重要な手段です。

A) は誤りです。ほとんどのアプリケーションは、高可用性と耐障害性を確保するために複数のアベイラビリティーゾーンをサポートすることが推奨されています。B) も誤りです。AWS リージョンごとに複数のアベイラビリティーゾーンを使用することで、アプリケーションの可用性が向上します。C) も誤りです。プライマリフェイルオーバーまたはセカンダリフェイルオーバーのみをサポートする場合でも、アベイラビリティーゾーンの数を増やすことでアプリケーションの可用性と耐障害性が向上します。

【正解】
D) リクエストの内容に基づいてトラフィックを適切なターゲットへルーティングする。

【解説】
Application Load Balancer (ALB) の特徴に関して、D) が正しい説明です。ALB は OSI モデルレイヤー 7 で動作し、リクエストの内容に基づいてトラフィックを適切なターゲットにルーティングすることができます。この機能により、異なる条件や要求に基づいて、異なるバックエンドターゲットにトラフィックを分散することができます。

A) は誤りです。ALB は OSI モデルレイヤー 4 でなく、モデルレイヤー 7 で動作します。選択肢 B) も誤りです。ALB はマイクロサービスやコンテナベースのアプリケーションに非常に適しており、高度なリクエストルーティングを提供します。C) も誤りです。ALB は SSL/TLS 暗号とプロトコルを使用してセキュアな通信をサポートします。