ログイン・システムの再起動

 Cisco機器と同様、アライドテレシスの機器においても、シリアルポートの設定を下の図のように設定します。『送信遅延』に関しては、皆さんの環境に合わせて調整してみて下さい。あまり小さい値にすると文字パケットを取りこぼしてしまうことがあります。その場合は、ある程度、マージンを取ってみて下さい。

ターミナル接続については、こちらを参考にして下さい。 → 「コンソール接続

ログイン

電源を入れると以下のように出力されます。

INFO: Self tests beginning.
INFO: RAM test beginning.
PASS: RAM test, 32768k bytes found.
INFO: BBR tests beginning.
PASS: BBR test, 128k bytes found.
INFO: Self tests complete.
INFO: Downloading switch software.
Force EPROM download (Y) ?
INFO: Initial download successful.
INFO: Executing configuration script <test01.cfg>
INFO: Switch startup complete

login:

「login:」でアカウントを聞かれます。

ユーザ名: manager (デフォルト)
パスワード: friend (デフォルト)

と入力しログインします。

login: manager
Password:*****

Manager >

 Ciscoルータに「ユーザEXECモード」「特権EXECモード」があるように、8624XLでも同様に「Userレベル」「Managerレベル」「Security Officerレベル」があります。

ノーマルモード時ではManagerレベルがデフォルトになっています。

 「Managerレベル」「Security Officerレベル」が管理者レベルになりますが、暗号やセキュリティ機能を使わないのであれば、「Managerレベル」でのCLI操作で設定してゆくようになります。このサイトでは、「Managerレベル」のCLI操作で設定を進めていきます。

システムを再起動する

再起動の方法は、4つあります。

  1. RESTART SWITCHコマンドを入力する
  2. RESTART REBOOTコマンドを入力する
  3. リセットボタンを押す
  4. 電源ケーブルの抜き差し

●RESTART SWITCH(Warmスタート)

 Warmスタートを行うためのコマンドです。設定ファイルを新たに読み込み、初期化されます。パラメータで設定ファイルを指定することもできます。省略した場合は、SET CONFIGで指定している設定ファイルが読み込まれます。

●RESTART REBOOT(Coldスタート)

 Coldスタートを行うためのコマンドです。リセットボタンや電源ケーブルの抜き差しを行った場合と同様にハードウェア的にリセットされます。

【コマンドリファレンス2.2抜粋】

RESTART {REBOOT|SWITCH} [CONFIG={filename|NONE}]

filename: ファイル名(拡張子は.cfgか.scp)
例)
●1度だけ空の設定で再起動する。

RESTART SWITCH CONFIG=NONE

●1度だけTEMP.CFGの設定で再起動する。

RESTART SWITCH CONFIG=TEMP.CFG

 スイッチは、起動するまでの動作が速いので、Coldスタートした場合でも待ち時間が少なくストレスが溜まることはないと思います。

Manager > restart reboot

INFO: Self tests beginning.
INFO: RAM test beginning.
PASS: RAM test, 32768k bytes found.
INFO: BBR tests beginning.
PASS: BBR test, 128k bytes found.
INFO: Self tests complete.
INFO: Downloading switch software.
Force EPROM download (Y) ?
INFO: Initial download successful.
INFO: Switch startup complete

login:

CentreCOM8624XLの場合、Coldスタートした場合でも、10秒程度で起動します。あっという間です。