AWS CLF　問題1685-1688：EC2

【正解】
B) AWS Elastic Load Balancing

【解説】
EC2インスタンスをスケールアウトする場合、負荷分散を行う必要があります。AWS Elastic Load Balancing（ELB）は、負荷分散サービスであり、複数のEC2インスタンスにトラフィックを均等に分散し、高可用性を実現するために使用されます。ELBを使用することで、トラフィックの過度な集中や、単一のEC2インスタンスへの負荷が分散され、システムの安定性が向上します。

誤った選択肢を説明します。
A) AWS Lambda
→ AWS Lambdaは、サーバーレスコンピューティングを提供するサービスであり、EC2インスタンスのスケールアウトには直接関係しません。Lambdaは、特定のトリガーに応じてコードを実行するために使用されます。
C) Amazon RDS
→ Amazon RDSは、リレーショナルデータベースサービスであり、EC2インスタンスのスケールアウトではありません。RDSはデータベースの管理と拡張に関連するサービスです。
D) Amazon S3
→ Amazon S3はオブジェクトストレージサービスであり、EC2インスタンスのスケールアウトには直接関係しません。S3はファイルやデータのストレージに使用されます。

【正解】
A) EBS (Elastic Block Store)

【解説】
EBS (Elastic Block Store): EBSは、EC2インスタンスにアタッチしてブロックレベルのストレージボリュームを提供するサービスです。EBSボリュームは、EC2インスタンスに永続的なブロックストレージを提供し、データの永続性とスナップショットをサポートします。異なるタイプのEBSボリューム（例： gp2、io1、st1、sc1、等）が提供され、各ボリュームタイプは異なる性能特性を持っています。

B) S3 (Simple Storage Service): S3はオブジェクトストレージサービスであり、EC2インスタンスのブロックレベルのストレージではありません。S3はファイルやオブジェクトのストレージに使用され、HTTP経由でアクセスできる大規模なデータストレージサービスです。

C) NFS (Network File System): NFSはネットワークファイルシステムのプロトコルであり、EC2インスタンスのディスクストレージ自体ではなく、ファイル共有として使用されます。NFSを介してEC2インスタンス間でファイルを共有することができます。

D) AWS FSx (Amazon FSx): Amazon FSxは、マネージドネットワークファイルシステムを提供するサービスで、EC2インスタンスにファイルストレージを提供します。FSxはWindows File ServerおよびLustre File Systemの2つの主要なタイプがあり、EC2インスタンスにネイティブにマウントできます。ただし、AWS FSxはEBSとは異なるサービスであり、異なる使用ケースに適しています。

【正解】
C) リザーブドインスタンス

【解説】
リザーブドインスタンス (Reserved Instances) は、AWS EC2インスタンスの料金モデルの一部であり、長期の契約を結び、最大72%の割引を受けることができる支払い方法です。リザーブドインスタンスは、1年契約や3年契約のオプションがあり、長期間にわたりEC2インスタンスを利用することが想定される場合に非常にコスト効率が高い選択肢となります。

具体的には、1年契約および3年契約のリザーブドインスタンスでは、EC2インスタンスの使用に対して割引が提供され、通常のオンデマンドインスタンスに比べて割引率が高くなります。この割引率は、契約の期間や支払いオプションによって異なりますが、最大72%の割引を受けることができます。

オンデマンドインスタンスは長期契約を必要とせず、従量課金制ですが、リザーブドインスタンスはコストを大幅に削減するために使用され、特に安定したワークロードや予測可能な使用量の場合に適しています。

【正解】
B) スポットインスタンス

【解説】
EC2インスタンスの利用が一時的で中断される可能性がある場合に、最大90%の割引を受ける支払い方法がスポットインスタンスです。スポットインスタンスは、AWSの余剰リソースを効率的に利用できるため、短期間の処理に適しています。