AWS CLF 問題1489-1492:ELB

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AWS CLF 問題1489-1492:ELB

問題1489:Elastic Load Balancing(ELB)に関して、以下の記述のうち正しいものはどれですか?

A) ELBは高可用性を提供するために単一障害点になることがあります。
B) ELBは通信を複数のサーバーに分散し、サーバー1台あたりの負荷を増加させるサービスです。
C) Application Load Balancer(ALB)はトランスポート層でのプロトコルで負荷分散を行います。
D) ELBのヘルスチェックは、正常に稼働しているターゲットに通信を転送します。

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【正解】
D) ELBのヘルスチェックは、正常に稼働しているターゲットに通信を転送します。

【解説】
A) は誤りです。ELBは高可用性を提供し、単一障害点になりません。ELBは複数のアベイラビリティーゾーンで冗長化されており、障害が発生した場合にトラフィックを他の正常なインスタンスに転送します。
B) は誤りです。ELBは通信を複数のサーバーに分散し、サーバー1台あたりの負荷を軽減するサービスです。サーバー1台あたりの負荷を増加させるものではありません。
C) は誤りです。Application Load Balancer(ALB)はアプリケーション層でのプロトコル(HTTP、HTTPSなど)で負荷分散を行います。トランスポート層ではなく、アプリケーション層の通信を分散させます。
正しい記述は D) ELBのヘルスチェックは、正常に稼働しているターゲットに通信を転送します。 ELBはヘルスチェックを使用して、正常に稼働しているターゲットにのみトラフィックを転送し、異常なターゲットを除外します。ツ

問題1490:Elastic Load Balancer(ELB)に関する次の記述のうち、どれが正しいですか?(複数選択)

A) ELBの種類にはALB、NLB、GLB、ELBの4つがあります。
B) ロードバランサーの通信制御には「セキュリティグループ」を使用できます。
C) インバウンドを許可する際のルールには、CIDR表記で設定する方法しかありません。
D) ターゲットグループは負荷分散の対象となるサーバーをまとめたグループです。

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【正解】
A) ELBの種類にはALB、NLB、GLB、ELBの4つがあります。
B) ロードバランサーの通信制御には「セキュリティグループ」を使用できます。
D) ターゲットグループは負荷分散の対象となるサーバーをまとめたグループです。

【解説】
A) は正しい記述です。Elastic Load Balancer(ELB)には実際には4つの主要な種類があります。

ALB (Application Load Balancer): アプリケーション層での通信を分散させるためのロードバランサー。
NLB (Network Load Balancer): トランスポート層(TCP、UDP)での通信を分散させるためのロードバランサー。
GLB (Gateway Load Balancer): ネットワーク層からトランスポート層にわたって機能し、サードパーティツールと連携するためのロードバランサー。
旧世代のClassic Load Balancer (CLB): アプリケーション層とトランスポート層での通信を分散させるロードバランサー。CLBは現在ではALBかNLBの利用が推奨されています。
B) は正しい記述です。ロードバランサーの通信制御には「セキュリティグループ」を使用できます。セキュリティグループは、インバウンドおよびアウトバウンドのトラフィックを制御し、セキュリティを強化するのに役立ちます。

C) は誤りです。インバウンドを許可する際のルールには、CIDR表記以外にもセキュリティグループを指定する方法もあります。CIDR表記はIPアドレス範囲を指定する際に使用されますが、セキュリティグループは別のセキュリティグループに基づいてアクセスを許可することもできます。この設定はセキュリティグループルールとして知られています。

D) は正しい記述です。ターゲットグループはELBで負荷分散の対象となるサーバーをまとめたグループです。ELBはターゲットグループに含まれる各サーバーにトラフィックを分散させ、ターゲットグループごとに異なる負荷分散ルールを設定できます。ターゲットグループは特定のアプリケーションやサービスに対するトラフィックを管理するために使用されます。

問題1491:Elastic Load Balancer(ELB)に関する次の記述のうち、正しいものはどれですか?(2つ選択)

A) セッション管理が必要な場合、スティッキーセッションを設定します。
B) スティッキーセッションは、通信のセキュリティを向上させるために使用されます。
C) ヘルスチェックにより、正常に稼働しているターゲットに通信が転送されません。
D) ターゲットグループは、負荷分散の対象となるサーバーをまとめたグループです。

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【正解】
A) セッション管理が必要な場合、スティッキーセッションを設定します。
D) ターゲットグループは、負荷分散の対象となるサーバーをまとめたグループです。

【解説】
A) は正しい記述です。スティッキーセッション(またはセッションアフィニティ)は、同じクライアントからの連続するリクエストを同じバックエンドサーバーにルーティングするための機能で、セッション管理が必要な場合に使用されます。
B) は誤りです。スティッキーセッションは通信のセキュリティを向上させるために使用されるものではありません。その主要な目的はセッションを維持し、一貫性のあるセッション管理を提供することです。
C) は誤りです。ヘルスチェックにより、正常に稼働しているターゲットに通信が転送されます。ヘルスチェックは正常なターゲットの選別と、異常なターゲットの自動排除に役立ちます。
D) は正しい記述です。ターゲットグループはELBで負荷分散の対象となるサーバーをまとめたグループで、設定や管理が行われます。ターゲットグループは、特定の負荷分散の設定やヘルスチェックの対象を指定するために使用されます。

問題1492:Elastic Load Balancer(ELB)の種類について誤っている説明はどれですか?

A) Application Load Balancer(ALB)は、OSI参照モデルのアプリケーション層で通信を分散させます。
B) Network Load Balancer(NLB)は、アプリケーション層での負荷分散に使用され、HTTPやHTTPSトラフィックをルーティングします。
C) Gateway Load Balancer(GLB)は、主にファイアウォールや侵入検知、防止システムと連携するために使用されます。
D) Classic Load Balancer(CLB)は、現在では推奨されていない旧世代のロードバランサーです。

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【正解】
B) Network Load Balancer(NLB)は、アプリケーション層での負荷分散に使用され、HTTPやHTTPSトラフィックをルーティングします。

【解説】
B) Network Load Balancer(NLB)は、アプリケーション層での負荷分散に使用され、HTTPやHTTPSトラフィックをルーティングします。
この説明は誤っています。NLBはアプリケーション層ではなく、トランスポート層での負荷分散を行います。具体的には、TCPやUDPトラフィックをルーティングします。アプリケーション層のプロトコルに関与しないことが特徴です。

正しい説明は以下の通りです。
A) 正しいです。ALBはアプリケーション層でHTTPやHTTPSトラフィックをルーティングし、通信を分散させます。
C) 正しいです。GLBはネットワーク層とトランスポート層に渡って機能し、ファイアウォール、侵入検知、防止システムなどのサードパーティツールと連携する際に使用されます。
D) 正しいです。CLBは旧世代のロードバランサーであり、現在ではALBやNLBの利用が推奨されています。新しいプロジェクトではCLBの使用は避けるべきです。