AWS SAA 問題053-056：S3（整合性モデル・ユースケース）
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AWS SAA 問題053-056：S3（整合性モデル・ユースケース）
問題053：デジタルデータの保護が目的のユースケースに適切なAmazon S3の暗号化オプションは次のうちどれでしょうか？
A) バケットでデフォルトの暗号化オプションを設定する（サーバー側の暗号化）
B) クライアント側の暗号化
C) サーバー側の複合化とクライアント側の暗号化を使用する。
D) バケットでデフォルトの暗号化オプションを無効化し、それに加えてクライアント側の暗号化を使用する。
解答解説：
解答：A) バケットでデフォルトの暗号化オプションを設定する（サーバー側の暗号化）
解説：
デジタルデータの保護が目的の場合、Amazon S3のサーバー側の暗号化が適しています。バケットでデフォルトの暗号化オプションを設定すると、S3はオブジェクトをディスクに保存する前に暗号化し、ダウンロード時に復号します。この暗号化方式は、ユーザーが暗号化キーの管理を行う必要がなく、データの保護を自動的に行います。
問題054：Amazon S3バケットのバージョニングについての説明として正しいものは次のうちどれでしょうか？
A) バージョニングを有効にすると、バケットのバージョニングを一時停止することが可能で、バージョニングなしの状態に戻すことができる。
B) バージョニングを有効にすると、バケットのバージョニングを一時停止することはできず、常に有効な状態になる。
C) バージョニングを有効にすると、バケットのバージョニングを一時停止することが可能で、後で再度有効にすることもできる。
D) バージョニングを有効にすると、バケットのバージョニングを一時停止すると、以前のバージョンは削除される。
解答解説：
解答：C) バージョニングを有効にすると、バケットのバージョニングを一時停止することが可能で、後で再度有効にすることもできる。
解説：
バージョニングを有効にしたバケットは、一時的にバージョニングを一時停止することができます。つまり、バケットのバージョニングが一時的に無効になり、新しいオブジェクトのバージョンが生成されなくなりますが、以前のバージョンは削除されることはありません。また、バージョニングを再度有効にすることも可能です。
問題055：静的ウェブサイトのホスティングにAmazon S3が適している理由として正しいものは次のうちどれでしょうか？
A) サーバー側スクリプトをサポートするため。
B) クロスリージョンレプリケーションを提供するため。
C) 高い可用性とスケーラビリティを提供するため。
D) ウェブサーバーをホストするための仮想マシンを提供するため。
解答解説：
解答：C) 高い可用性とスケーラビリティを提供するため。
解説：
Amazon S3は静的ウェブサイトのホスティングに適しています。このユースケースでは、個々のウェブページに静的コンテンツが含まれ、クライアント側スクリプト（JavaScriptなど）も含まれる場合があります。Amazon S3はこれらの静的コンテンツを保存して配信することができます。
静的ウェブサイトのホスティングでは、サーバー側スクリプトをサポートする必要はなく、ウェブサーバーをホストするための仮想マシンを実行する必要もありません。Amazon S3は高い可用性とスケーラビリティを提供し、コスト効率の高いウェブホスティングソリューションとして利用できます。
問題056：Amazon S3のデータ整合性モデルに関して正しい説明は次のうちどれでしょうか？
A) Amazon S3はすべてのリージョンでPUTおよびDELETEの上書きについて書き込み後の読み取り整合性を提供している。
B) Amazon S3はすべてのリージョンでS3バケットの新しいオブジェクトのPUTについて書き込み後の読み込み整合性を提供している。
C) PUTリクエストが成功した場合、データが安全に保存されており、変更に関する情報はAmazon S3全体で即座に反映される。
D) オブジェクトを削除すると、Amazon S3が即座にデータが削除されるため、削除済みのデータが返されることはない。
解答解説：
解答：B) Amazon S3はすべてのリージョンでS3バケットの新しいオブジェクトのPUTについて書き込み後の読み込み整合性を提供している。
解説：
Amazon S3のデータ整合性モデルによれば、すべてのリージョンでS3バケットの新しいオブジェクトのPUTについて書き込み後の読み込み整合性を提供します。つまり、新しいオブジェクトをバケットに書き込んだ後は、すぐにそのオブジェクトを読み込むことができ、正しいデータが返されることが保証されます。
一方、PUTやDELETEの上書きについては結果整合性が提供されます。すぐに変更が反映されるとは限らず、古いデータが一時的に返される可能性があるため、注意が必要です。
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