AWS CLF 問題297-300:コンテナ

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AWS CLF 問題297-300:コンテナ

問題297:AWSでKubernetesをベースにしたコンテナオーケストレーションを提供するサービスは次のうちどれですか?

A) EKS
B) ECS
C) Fargate
D) ECR

解答解説:
解答:A) EKS

解説:
AWSでKubernetesをベースにしたコンテナオーケストレーションを提供するサービスは、EKS(Elastic Kubernetes Service)です。

A) EKS (Elastic Kubernetes Service)
EKSは、AWSが提供するマネージドKubernetesサービスです。Kubernetesは、オープンソースのコンテナオーケストレーションプラットフォームであり、複数のコンテナを効率的にデプロイ、管理、スケーリングするための仕組みを提供します。EKSはこのKubernetesをAWS上で利用する際の運用・管理の手間を最小限に抑え、高い可用性、セキュリティ、スケーラビリティを提供します。

B) ECS (Elastic Container Service)
ECSは、AWSが提供する別のコンテナオーケストレーションサービスですが、こちらはDockerコンテナの実行に特化しています。ECSはマネージド型のコンテナオーケストレーションであり、Kubernetesではなく、AWSのプロプライエタリなオーケストレーションサービスとして提供されています。

C) Fargate
Fargateは、AWSが提供するサーバーレスコンテナ実行環境であり、Kubernetesをベースにしたコンテナオーケストレーションサービスではありません。Fargateは、コンテナイメージを直接実行することができるサービスであり、EC2インスタンスを管理する必要がありません。

D) ECR (Elastic Container Registry)
ECRは、Dockerコンテナイメージを保存・管理するためのDockerレジストリサービスです。Dockerイメージの保存に使用されるサービスであり、Kubernetesのオーケストレーション自体を提供するものではありません。

したがって、AWSでKubernetesをベースにしたコンテナオーケストレーションを提供するサービスはA) EKS (Elastic Kubernetes Service)となります。

問題298:EKSとECSの主な違いは何ですか?

A) 使用するオーケストレーションエンジンの違い。
B) 提供するサーバーレス機能の有無
C) 利用できるリージョンの違い。
D) フルマネージドサービスかどうかの違い。

解答解説:
解答:A) 使用するオーケストレーションエンジンの違い。

解説:
EKSとECSの主な違いは、使用するオーケストレーションエンジンの違いです。EKSはKubernetesを使用しており、ECSはAWSが独自に開発したオーケストレーションエンジンを使用しています。この違いにより、EKSはより標準的なKubernetesエコシステムとの互換性を持ち、ECSはAWS固有の機能や統合を提供します。提供するサーバーレス機能の有無や利用できるリージョンの違いはありません。両方のサービスはフルマネージドサービスであり、運用の負荷を最小限に抑えます。

問題299:AWS Fargateはどのような機能を提供するためのサービスですか?

A) コンテナオーケストレーション
B) コンテナイメージの保存・管理
C) サーバーレスコンピューティング
D) ネットワーキングと通信の管理

解答解説:
解答:C) サーバーレスコンピューティング

解説:
AWS Fargateは、サーバーレスコンピューティングエンジンです。Fargateを使用すると、コンテナを実行するためにサーバーのプロビジョニングや管理を行う必要がありません。FargateはEKSやECSの一部として使用され、コンテナオーケストレーションサービスとして機能します。コンテナイメージの保存・管理はAmazon Elastic Container Registry(ECR)が担当し、ネットワーキングと通信の管理はコンテナネットワーキングの仕組みによって実現されます。

問題300:Amazon Elastic Container Registry(ECR)は何を提供するためのサービスですか?

A) コンテナオーケストレーション
B) コンテナイメージの保存・管理
C) サーバーレスコンピューティング
D) ネットワーキングと通信の管理

解答解説:
解答:B) コンテナイメージの保存・管理

解説:
Amazon Elastic Container Registry(ECR)は、コンテナイメージの保存と管理を提供するサービスです。

A) コンテナオーケストレーション
コンテナオーケストレーションは、複数のコンテナを自動的に管理し、クラスター内のリソースを効率的に割り当てる仕組みを提供するサービスです。具体的には、コンテナのデプロイ、スケーリング、フェイルオーバー、ローリングアップデートなどを自動化することが目的とされています。ECRはコンテナイメージの保存・管理を提供するだけであり、コンテナオーケストレーションそのものを提供するサービスではありません。

C) サーバーレスコンピューティング
サーバーレスコンピューティングは、アプリケーションを実行するためにサーバーの管理を不要とするコンピューティングモデルです。AWS Lambdaなどのサービスが代表的な例であり、ECRはサーバーレスコンピューティングを提供するものではありません。

D) ネットワーキングと通信の管理
ネットワーキングと通信の管理には、AWSのVPC(Virtual Private Cloud)やELB(Elastic Load Balancing)などのサービスが使用されます。ECRはコンテナイメージの保存・管理に特化したサービスであり、ネットワーキングや通信の管理を提供するものではありません。

したがって、Amazon Elastic Container Registry(ECR)はB) コンテナイメージの保存・管理を提供するためのサービスです。ECRを使用することで、Dockerコンテナイメージを保存し、簡単にデプロイやスケーリングなどを行うことができます。