AWS CLF 問題289-292:コンテナ

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AWS CLF 問題289-292:コンテナ

問題289:AWSでコンテナを実行するためのサービスは次のうちどれですか?

A) EC2
B) Lambda
C) EKS
D) RDS

解答解説:
解答:C) EKS

解説:
AWSでコンテナを実行するためのサービスは、EKS(Amazon Elastic Kubernetes Service)です。EKSは、Kubernetesをベースにしたフルマネージドなコンテナオーケストレーションサービスであり、スケーラビリティと可用性を提供します。EC2は仮想マシンを提供するサービスであり、Lambdaはサーバーレスコンピューティングを提供するサービスです。RDSはリレーショナルデータベースサービスであり、コンテナ実行には直接関係ありません。

問題290:AWSでコンテナイメージを保存・管理するためのサービスは次のうちどれですか?

A) S3
B) ECR
C) SQS
D) CloudFront

解答解説:
解答:B) ECR

解説:
AWSでコンテナイメージを保存・管理するためのサービスは、ECR(Amazon Elastic Container Registry)です。ECRは、Dockerコンテナイメージを保存し、管理するための完全に管理されたDockerレジストリです。S3はオブジェクトストレージサービスであり、SQSはメッセージキューサービスです。CloudFrontはコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)ですが、コンテナイメージの保存・管理には直接関係ありません。

問題291:AWS Fargateは何を提供するためのサービスですか?

A) コンテナオーケストレーション
B) コンテナイメージの保存・管理
C) サーバーレスコンピューティング
D) データウェアハウス

解答解説:
解答:C) サーバーレスコンピューティング

解説:
AWS Fargateは、コンテナを使用したサーバーレスコンピューティングのサービスを提供しています。

A) コンテナオーケストレーション: コンテナオーケストレーションは、複数のコンテナを自動的に管理し、クラスター内のリソースを効率的に割り当てる仕組みを提供するサービスです。例としては、AWSのElastic Kubernetes Service (EKS)やElastic Container Service (ECS)が挙げられます。一方、Fargateはオーケストレーションを必要とせず、コンテナのデプロイと管理をシンプルかつサーバーレスに行うことを目的としています。

B) コンテナイメージの保存・管理: コンテナイメージの保存・管理には、Dockerイメージを保存し、配布するためのDocker Registry(例:Docker Hub、Amazon Elastic Container Registry)が使用されます。AWS Fargateは、コンテナの実行に必要なイメージを指定された場所から取得しますが、イメージの保存・管理そのものを提供するサービスではありません。

C) サーバーレスコンピューティング: AWS Fargateは、サーバーレスコンピューティングの一形態です。サーバーレスコンピューティングでは、ユーザーがサーバーやインフラストラクチャを管理する必要がなく、コードを実行するために必要なリソースが自動的に提供されます。Fargateはコンテナベースのアプリケーションの実行に特化しており、ユーザーがインフラストラクチャについて心配する必要なく、コンテナを実行するためのリソースを自動的に割り当ててくれます。

D) データウェアハウス: データウェアハウスは、大量のデータを集約し、分析やレポートに使用するデータベースの一形態です。Fargateはデータウェアハウスを提供するサービスではありません。

問題292:AWS App Runnerは何を目的としたサービスですか?

A) リレーショナルデータベースの管理
B) マイクロサービスの展開とスケーリング
C) サーバーレスアプリケーションの実行
D) データレイクの構築

解答解説:
解答:B) マイクロサービスの展開とスケーリング

解説:
AWS App Runnerは、マイクロサービスの展開とスケーリングを簡素化するためのサービスです。

A) リレーショナルデータベースの管理
リレーショナルデータベースの管理には、AWSのRDS(Relational Database Service)が用意されています。RDSは、Amazon Aurora、MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Serverなどのリレーショナルデータベースエンジンをサポートし、データベースのセットアップ、スケーリング、バックアップなどを簡単に行えるサービスですが、App Runnerとは異なる目的を持ちます。

B) マイクロサービスの展開とスケーリング
マイクロサービスは、アプリケーションを小さな独立したサービスに分割して開発するアーキテクチャスタイルです。App Runnerは、マイクロサービスアプリケーションの展開を簡素化し、コンテナイメージを使用してコードを実行します。デプロイやスケーリングなどのインフラストラクチャ関連のタスクを自動的に処理することで、開発者はアプリケーションのコードに集中することができます。

C) サーバーレスアプリケーションの実行
サーバーレスアプリケーションの実行には、AWS Lambdaが用意されています。Lambdaはコードの実行に必要なリソースを自動的に管理し、イベントに応じてコードをトリガーします。App Runnerとは異なり、Lambdaはコードの実行単位が関数であり、コンテナイメージを使用するのではなく、関数のコードを直接実行します。

D) データレイクの構築
データレイクの構築には、AWSのS3(Simple Storage Service)が用意されています。S3はオブジェクトストレージサービスであり、大容量で耐久性のあるデータストレージを提供します。App Runnerは、データレイクの構築とは直接的に関連しないサービスです。

したがって、AWS App Runnerは、マイクロサービスの展開とスケーリングを目的としたサービスであり、アプリケーションの展開と運用を簡素化することを主な目的としています。