Multiple HSRP その4

ここでは、「Multiple HSRP その3」に引き続き、MHSRPの検証作業を続けていきます。

使用するネットワークは、下図の構成となります。

 すべての機器を再起動させます。下図の「Power Cycle Devices」ボタンをクリックします。ここで、初期化を行っておきます。

Tracertコマンドによる検証

PC1で「tracert」コマンドを実行します。

C:¥tracert 10.0.0.10

 R2ルータのG0/0を経由していることが確認できます。これは、デフォルトゲートウェイである仮想IPアドレスは、現在、R2ルータがActiveルータとして担当しているからです。

PC2で「tracert」コマンドを実行します。

C:¥tracert 10.0.0.10

 R3ルータのG0/0を経由していることが確認できます。これは、デフォルトゲートウェイである仮想IPアドレスは、現在、R3ルータがActiveルータとして担当しているからです。

まとめ

 このように、Multiple HSRPを設定することで、1つのルータを複数のHSRPグループに所属させ、冗長性を高めるとともに、ロードシェアリングを行うことができます。

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