BGP(同期化の設定 その1)

ここでは、下図のネットワークを使用してBGP同期を検証していきます。

BGP同期とは

  • BGPで経路情報を受信しても、その経路情報をIGPで学習するまで有効にしない。
  • iBGPとIGPの両方で、同じルートのアドバタイズを受けた時のみ、ルーティングテーブルに載せる。

機能のことです。

下図のネットワークをBGPで構築してゆきますが、

Router_A、Router_B ・・・ BGP同期を無効
Router_C       ・・・ BGP同期を有効

にしておきます。

上図のネットワークをBGPで構築していきますが、

Router_A、Router_B ・・・ BGP同期を無効
Router_C ・・・ BGP同期を有効

にしておきます。

ルータの設定

 また、ルーティングを簡素化するために、Router_Aでは、AS200へのルートをデフォルトルートで到達させるようにします。

Router_A(config)#ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 172.16.0.2

Router_Bで次の設定を追加します。

Router_B(config-router)#neighbor 172.17.0.2 next-hop-self

 このコマンドを追加することで、Router_B が、eBGPで学習した「10.10.10.0/24」経路の「Next Hop」を自分のインターフェイスで通知するようになります。

Router_A、Router_Bで、BGP同期を無効にします。

BGP同期を無効にするには、「no synchroni