RDSのレプリケーション

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ｜完全無料&徹底解説

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ｜完全無料&徹底解説 ◆◇◆　AWS認定試験実践トレーニング　◆◇◆ 全世界で1000万人以上が利用するオンライン学習サービスのWhizl…

演習で学ぶネットワーク

RDSのレプリケーション

　RDS（Relational Database Service）は、Amazon Web Services（AWS）が提供するマネージドリレーショナルデータベースサービスであり、データベースのレプリケーション機能も提供しています。RDSのレプリケーションは、マスターデータベースから1つ以上のリードレプリカにデータを複製するプロセスです。以下にRDSのレプリケーションに関連する要点を説明します。

1. マスターデータベースとリードレプリカ
   　RDSのレプリケーションでは、マスターデータベースが主となり、リードレプリカがそのコピーとして機能します。マスターデータベースは読み取りと書き込みの両方の操作を処理し、リードレプリカは読み取り操作のみを処理します。これにより、読み取り負荷を分散し、スケーラビリティとパフォーマンスを向上させることができます。
2. 同期レプリケーション
   　RDSのレプリケーションでは、マスターデータベースからリードレプリカへのデータの複製は同期的に行われます。つまり、マスターデータベースに対する書き込み操作が行われると、それがリードレプリカに反映されます。同期レプリケーションにより、リードレプリカは常に最新のデータを保持することができます。
3. マルチAZレプリケーション
   　RDSでは、マルチAZレプリケーションと呼ばれる機能を使用することで、高可用性を実現することができます。マルチAZレプリケーションでは、マスターデータベースとリードレプリカが異なるアベイラビリティーゾーンに配置されます。これにより、マスターデータベースに障害が発生した場合には自動的にフェイルオーバーが発生し、リードレプリカが新たなマスターとなります。
4. 読み取り負荷の分散
   　RDSのレプリケーションは、リードレプリカを使用して読み取り操作の負荷を分散することができます。アプリケーションはリードレプリカに対して読み取りクエリを送信することで、マスターデータベースにかかる負荷を減らすことができます。これにより、スケーラビリティが向上し、アプリケーションのパフォーマンスが向上します。

　RDSのレプリケーションは、高可用性、読み取り負荷の分散、データ保護などの利点を提供します。データベースの冗長性と可用性を高めるために、RDSのレプリケーション機能を活用することが重要です。